車内閉じこめ

JR東日本の信越線で大雪により列車が進行できなくなり、運転再開までに15時間を要したということが報道されています。
停車した付近まで車などで迎えに来てもらえた方は降りられたそうですが、そうではない方は延々と車内に閉じ込められていたそうです。
ヒーターがあるので暖をとれますしトイレも付いている車両だったそうなので、やみくもに外へ出すより安全だとJR側が判断したそうです。

 

私が運転していた地域は、雪は降っても積もるようなことはまずないところでした。
たまにうっすらと白くなる程度だったので、積雪による運転休止はほとんど経験がないです。

 

今回問題になったのは長時間の車内での閉じこめです。
乗務員をしていて駅間で停車し、運転再開まで時間がかかるときは本当に泣きたくなりますよ。

車掌の時も運転士になってからも、駅間に停車して運転できなくなった経験はあります。
今回は運転士になってからの経験談を書いていきます。

 

運転士は列車を運転するのが仕事です。
何か障害があれば運転指令へ報告し、その指示を仰ぐのも運転士の仕事です。
駅間で止まってしまい、運転再開までに時間を要することは最近では人身事故でよくありますね。
特に最近は警察や消防(救急隊)が線路内へ入る際には、まず間違いなく停止するように要請されますので、長時間停車することが多くなっています。

 

車内のお客さんにすれば、とりあえず駅まで動かせって思いますよ。
運転士をしても、駅間で止まるよりは駅で止まっているほうが気が楽ですからね。
よく運転席後ろのガラスをガンガンと叩いて文句を言う人がいます。
文句を言いたい気持ちは分かりますが、車みたいに
「じゃあ脇道から抜けていきます」
なんてできませんからね。

 

 

最も頭を悩ませるのがトイレの問題です。
「もう我慢できない!」
と中年のおじさんから申し出があった時は高架線路上でした。
トイレなんてない通勤電車のみの会社でしたので、長時間停車のたびにトイレの問題って起こるのです。
仕方ないので乗務員室へ入れて、遮光幕(カーテン)を降ろして客室側からは見えない状態にして、乗務員室の側扉を開けて外にさせました。

 

ちなみに私が乗務するときは、長時間停車に備えてソイジョイやスニッカーズなどをカバンに必ず入れていました。
お腹が空くと思考回路が停滞しちゃいますからね。

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