トイレが我慢できないという旅客の申し出に車掌が取った行動
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トイレが我慢できないという旅客の申し出に車掌が取った行動

JR東日本の中央線快速にトイレが順次設置されるそうですね。

電車区側でタンクに溜まった汚物を抜き取るための設備が必要だから、実際に使用できるようになるのは2019年度末以降だそうですから、来年春のダイヤ改正に合わせるのでしょうか。

中央線快速に車内トイレ、5月から順次設置 ただし使用は2019年度末以降 JR東日本

乗車している側にしたって急に腹痛に襲われることだってあるわけだし、1編成に1か所でもトイレがあれば本当に助かると思います。

 

一般的に通勤型に分類されるようなロングシートの電車にトイレの設備はありません。

短距離の利用だから電車にトイレが無くても駅で用が足せるだろうということでしょうね。

それに通勤型が運転される線区って運転本数が多いから、途中の駅でトイレに駆け込んで次の電車に乗ればいいでしょって感じかな。

そうはいっても優等列車に乗車していて次の停車駅まで我慢できないことだって当然あるわけで、どうしようもなくなって車掌に助けを求めてくる人も少なくはありません。

大の場合は我慢してくださいとしか言いようがありませんが、男性の小用のときは仕方がないから連結部の幌のところへしてもらいます。

車両部の方にしたら気が悪いと思うのですが、緊急避難的な措置ですしねぇ。

ただしある程度混んでいると見えちゃうので、連結部でさせることもできません。

私が車掌の時は

「あと〇分で停車しますから・・・」

といって断っていましたが、ある同僚はとんでもない行動に出たのです。

ものすごい血相で車掌が乗務する乗務員室のドアを叩きます。

そしてどうしても小便が我慢できないから何とかならないかと頼んできたそうです。

最後部の車内は座席がすべて埋まる程度なので、連結部でさせるわけにもいきません。

するとその同僚は

「こっちに入ってきて!」

そういって乗務員室に招き入れたました。

遮光幕をすべて下ろして個室状態にし、乗務員室の側開き戸を開けて

「ここから外にしてください!」

優等列車で速度は100㎞/h以上で走行中、そんな電車から外に向かって放尿しろと言ったというのです。

さすがに躊躇する旅客。

その同僚は旅客を後ろから羽交い絞めのようにして支えて、本当に走行中の列車から外へ向かってさせたそうです。

 

乗務区へ戻ってきて自慢げに話す同僚車掌。

「ちょうど鉄橋の上を通過中でタイミングも良かったしなぁ」

当時の上司たち(助役など)は話を聞いていたものの、聞いていないふりをしていました。

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