11月26日、JR東北線・東武伊勢崎線の久喜駅構内で架線が燃えていると駅員から通報。
構内に設置している電気設備から煙が出ていた模様。
そして11月28日にはJR東北線・久喜駅でポイント故障が発生。
同じ駅で立て続けにトラブルが発生したわけですが、設備のトラブルが一度起こると立て続けに同じ駅で故障が発生することって多いです。
「またあの駅で故障やって・・・」
なんて乗務区の休憩所などで話をすることも多かったです。
今回の久喜駅でのトラブルの元々の原因は何だったのかは分かりませんが、応急処置を施してとにかく列車の運行を再開させることを最優先にするから故障などが続発するわけです。
11月26日の終電後に煙を出していた電気設備とその関連設備の点検や修理が行われたはずですが、終電から始発までの限られた時間内での完全な点検・修理は難しい。
翌27日は報道されるようなトラブルはなかったけども、おそらくもう一度点検はしたハズです。
でも28日にはポイント故障が発生。
JR東北線の運行を停止してポイントの修理?交換?が行われたと記憶しています。
私が勤務していた会社でも、このパターンと同じような同じ駅でトラブルが続くケースは本当に多かった。
久喜駅でのトラブルは最初は架線や電気設備から発煙などがあり、2日後はポイント故障ということでしたが、私がいた会社では全く同じトラブルが何度も続くことの方が多かったかな。
ポイントが切り替わらなくなり信号機がR(赤)から変わらなくなるトラブルが同じ駅で続発する、なんていうケースが多かったですよ。
時間がない中で点検・修理を行う必要があるから
“とりあえずここを修理して様子を見よう”
そして
“終電後にもう一度チェックしてみる”
そこから
“多分これで大丈夫だと思う・・・”
からの数日後に
“また同じ個所の故障か、じゃあ今度はこっちを修理してみて様子を見よう”
ということが繰り返し行われていた気がします。
駅設備以上に車両の不具合は繰り返し兆候が出ることが多かったです。
なんだかクセになっているかのように、しょっちゅうオーバーロードする車両っていうのも実在しましたしね。
乗務員からはそのような車両は当然嫌われるわけですが、例えばその車両が試作車両で車両課の人たちが必死で走らせようとしている時なんて
「こないだ煙が上がったのにもう走らせてるの?」
なんて会話が乗務員の間でよくあったし。
車両課の人たちは何があってもその車両を走らせようとし、さらに他の車両以上に手がかかるものの残業が発生するおかげで
“この問題児のおかげで給料が増える♪”
なんて喜んでいる人もいましたからね。
結局は駅設備の故障であっても車両の故障であっても
とりあえずこんな感じで修理しました
これで故障が起きればまた考えますが、何も起こらなければそれで良いし
とにかく様子を見ましょう・・・