現在JR東日本管内でみどりの窓口は首都圏で231駅、地方圏で209駅あるそうですが、2025年までにそれぞれ70駅ずつ合計140駅程度にまで減少させる計画だそうです。
“切符を購入して列車に乗る”
というスタイル自体が崩れつつあるし、みどりの窓口を減らしても昔のように影響は出ないだろうということでしょうね。
JR東日本は「話せる指定席券売機」、JR西日本は「みどりの券売機プラス」という券売機があって、これまでは窓口でしか購入できなかった乗車券類が、インターホンなどでオペレータと話しながら購入したり払い戻しに対応できるようになっていますし、ますます駅から駅員が消えていきそうです。
ただ年配の方は窓口で対面で切符を購入するほうが楽だし間違いも少なくて良いのですが、世の中全体が機械化・デジタル化に突き進んでいるから、その流れに何とか乗るかはたまた諦めるかの二択になりそうなのが怖いですね。
私が駅勤務をしていた昭和50年代は今のような駅の機械化が一気に進んだ時代でもあります。
国鉄はほとんどの駅で駅員が切符を切っていましたが、関西の私鉄では改集札機の導入が一気に進みました。
国鉄の多くの駅でも券売機が導入されつつありましたが、みどりの窓口ではない普通の切符売り場の窓口がまだまだ幅を利かせていました。
そういえば昔は国鉄の指定席券を購入するのに駅の窓口で申し込むと駅員がどこかへ電話をして、座席の番号などを聞き取って硬券に書き込むという面倒くさい作業をしていました。
もちろん関西の私鉄だって昭和50年代の初頭までは、窓口で切符の販売がふつうに行われていました。
私が入社したころは駅勤務と言えば改札係だったわけですが、入社する少し前までは出札係も存在していました。
おおむね7時から21時までは女性の出札係が勤務していて、それ以外の時間は改札係が出札を兼任していました。
私が入社したころまだ多くの女性社員が在籍していて大半の人は定期券売り場で勤務していましたが、元々は出札係として勤務していた人たちだと聞きました。
定期券売り場へ行ってよく3時のおやつをもらったりしましたよ。
※私が入社する10年以上前から女性の現業職は採用していませんから、みなさん超ベテランの方ばかりで・・・
みどりの窓口を減少させていく時代がくるとはねえ。
切符というものを知らない見たことがない、電車はカードをピッとして乗るもの
そんな人たちばかりの時代がやってくるのでしょうね。