私が駅勤務をしていた2年間には勤務していた会社では浸水被害って無かったのでが、乗務員になってからは何度か駅で被害を被ったことがあるようです。
とにかく最近の大雨というか豪雨は昔とはその規模がけた違いになっていますからね。
【実は…】
激甚災害の対策として、#糸崎駅 改札機にリフトアップ機能を付加しました。
7月8日の大雨時にはリフトアップ操作を行い、浸水による故障を未然に防ぐことができました。お客様に快適にご利用いただけるよう、これからも改善に努めていきます。#JR西日本 #糸崎駅 pic.twitter.com/eUtRVFpPkA
— くまなく・たびにゃん(JR岡山支社)【公式】🛤 (@Okayama_JR) August 29, 2021
これはJR西日本岡山支社の公式Twitterで、雨の被害を避けるために自動改札がリフトアップしたところを撮った写真だそうです。
左が平常時で右がリフトアップしたところだそうですが、たしかに多少の浸水程度ならばこれで自動改札の故障を防げそうですし、意外と良いアイデアかもしれないと思いました。
JRってタッチして通過するIC専用の自動改札が多いですよね。
乗車券類を投入する開口部がないので、雨が降っても機械内部に水が入りにくいからおそらく故障の頻度は低いと思います。
さらに本体を持ち上げることができるようになって、かなり雨対策ができているというところでしょうか。
私が駅勤務の時代はまだSuicaやICOCAなどICカードで乗車できる仕組みなんてありませんでした。
なのですべての改集札機には切符や定期券を投入したり、チェックした切符や定期券が出てくる開口部がありました。
大きなターミナル駅だと駅入り口から自動改札までの距離がありますから、傘を閉じて自動改札を通過していきます。
ところが小さな駅だと駅に入ったとたんに自動改札があるから、傘を開いたまま自動改札を通過する人や、傘を閉じながら通過するものだから傘が上向きになっている人もいます。
すると自動改札の開口部から水が入っちゃうのです。
徐々に切符や定期券を前方に運ぶゴムのベルトが湿ってきてスムーズに運べなくなり、自動改札の中で湿って止まったりするんですよ。
下手したら切符や定期券が自動改札の中でグチャグチャになってたり(ジャムってしまうのです)
雨も風も強い時には(その風向きにもよりますが)直接自動改札に雨が降りりかり、すべての自動改札がダウンしちゃった経験もあります。
すべての自動改札が一斉に警報音を発して赤いランプが点き、制御盤も一斉にエラー表示が出てパニックなるという・・・
誰も通過していないのに自動改札の扉がバタバタと開けたり閉じたりを繰り返したりね。
ホントに雨には弱かったんですよ。
切符や定期券などの磁気化券は今後急速に減少していくでしょうから、自動改札から開口部が無くなる日もそう遠くはないのでしょう。
そうすると、リフトアップしておけば自動改札は雨から守れる・・・ってことになるんでしょうね。