会社によっては乗務員に携帯電話・スマホを持たせていることがあるようですね。
私物ではなく会社が業務に使用する携帯電話・スマホを持たせているのです。
従来は列車無線を使用して運転指令とのやり取りで運行状況を確認していたのですが、携帯電話・スマホに文字で表示することで、列車無線を聞き逃した時でもすぐに確認できるようにするためだと思います。
また乗務区や運転指令と直接電話でやり取りできることから、乗務員が業務用の携帯電話・スマホを持つことは業務の効率化にも役立っているのかなと。
ただし私物の携帯電話・スマホに関しては、乗務中の所持を禁じている会社が多くなっています。
携帯電話・スマホを収納しておくロッカーを設置した会社や、私物の携帯電話・スマホを収納ケースに入れ鎖錠したうえで乗務中も所持する会社など、とにかく乗務中は私物の携帯電話・スマホを操作できないように知恵を絞っているようです。
ただ乗務範囲が広い場合には私物の携帯電話・スマホを所持したまま乗務しないと、次の休憩で触ることもできないケースが出ることもあり、乗務員のモラルに訴えるしか方法がないといった会社も見受けられます。
ここからが本題です。
大阪メトロ御堂筋線で乗務していた車掌が、天王寺~本町間で乗務員室内で“ツムツム”をしていたところを旅客に見つかり、現在処分を検討しているとのこと。
運転席のほうで隠れながら“ツムツム”をしていたけれど、その様子がガラスに反射して旅客に丸見えになっていたのでしょうね。
暗い場所で光を発するものを操作すれば運転席の前方のガラスに映ってしまい、旅客から丸見えになっちゃいますからね。
※逆に夜間などには運転士が遮光幕を運転士の後ろと貫通扉で下ろしますが、1か所は開いていますよね。その遮光幕が下ろされていない場所の様子って、ガラスに反射して運転士には丸見えなんです。よく夜間にカップルがキスしたりしてますが、そういうのも全部運転士には見えているんです。
しかし大阪メトロ程度の規模ならば乗務範囲もあまり広くないでしょうから、私物の携帯電話・スマホを乗務員室へ持ち込むことを禁止にしてもあまり影響はないと思うのですが。
まさか業務用の携帯電話・スマホに勝手に“ツムツム”をインストールしたってことはないですよね。
私が勤務していた会社では、私物の携帯電話・スマホを所持しての乗務は控えるように通知されて、乗務前に着替えなどが入っている個人のロッカーに収納していました。
今は乗務中の私物の携帯電話・スマホ所持は完全に禁止で、個人ロッカーへの収納ではないらしいですが。
当時はみんなポケットに携帯電話・スマホを入れたまま乗務する人が多かったかなぁ。
ポケットの中で着信があったりすると、すごく気になって携帯電話・スマホを取り出したい衝動にかられながら運転した経験があります。
実際に私物の携帯電話・スマホを乗務中にチラ見して、それがお客さんの投書で発覚してという事案も何件かありました。
だからやっぱり私物の携帯電話・スマホは持たずに乗務するほうが良いのだろうと思いますよ、大阪メトロさん!