街道海月(かいどうみつき) | ページ 85 | 電車屋さんだったころの話

街道海月(かいどうみつき)

運転士

ハネが乗務員室に次々と飛び込んでくる

横から割り込んだ鳩が列車の前を飛ぶ これの話は7~8年前でしょうか。 優等列車を担当していて、快調に100km/h以上で走行しているときでした。 鳩が1羽ハネをばたつかせて、私が担当する列車の前へ横から入ってきました。そのまま横へ抜け切れば...
車掌

車内がよく真っ暗になる編成がありました

年老いた車両 私が車掌をしていた30年以上前、その頃すでに古い車両だと言われながら本線を爆走していた編成がありました。 電気ブレーキが無く空気ブレーキのみだったこの系列は、運転士が少し突っ込んでブレーキをかけると、ブレーキシューと車輪の摩擦...
運転士

風が強いと車体が浮き上がりそうで怖いのです

鉄道車両は風に弱い 昭和53年 東京メトロ東西線 南砂町~葛西間の荒川橋梁 昭和61年 国鉄山陰本線 鎧~餘部間の餘部橋梁 平成17年 JR羽越本線 北余目駅~砂越駅間 おもな強風が原因の鉄道事故を掲げましたが、車両は本当に風に弱いものなの...
駅勤務

道案内

昔の駅員は忙しかった 私が駅勤務の頃は精算機が設置されている駅も少なく、券売機も硬貨しか使用できないものもあるなど、駅員はなんだかんだ言って忙しい仕事でした。 乗り越し清算は改札窓口で行うのがふつうでしたし、両替も頻繁にしなきゃいけませんで...
車掌

ここはどこ?

車掌の仕事 本来の車掌の仕事って知っていますか? 運転士に対して出発の合図を送る、車内の秩序を守る、列車防護に赴く、この3つが主任務なのです。 運転士への出発合図はブザーやベルを送るほか、ドアが閉まったことを知らせるランプの点灯を出発合図と...
運転士

運転指令もミスをします

誰でもミスはするものです 通常は信号やポイントの制御はコンピューター任せなのですが、ダイヤが乱れれば運転指令が手動で制御を行います。 ダイヤが乱れていることは車掌や運転士も、そして運転指令も自覚しているので普段以上に集中して仕事をしています...
車掌

伝説の車掌-2

車内巡回の鬼 私が車掌になりたての頃、同じ乗務区に有名な車掌がいました。 “車内巡回の鬼”と呼ばれる人で、とにかく車内巡回にずっと入っている人でした。 私が所属していた乗務区は単なる通勤路線を受け持つだけだったのですが、そんなことは関係なく...
駅勤務

ちょっと入らせて!

勤務形態もいろいろある駅勤務 私が駅勤務をしていたころの話です。 その駅には改札外に売店がある程度で、特に何もない静かな駅でした。朝や夕方は通勤通学のお客さんでそこそこ賑わうのですが、昼間は閑散としていて、どことなく時間がゆっくり過ぎ去って...
運転士

遅れた理由

スジ屋さん ダイヤって本社の通称スジ屋さんが作成します。 時間別の乗降数をだけを参考に作ればいいダイヤになるかもしれませんが、実際には本社の上の方からの意見を第一に聞きます。本社の上の方の人たちは経費の削減が第一なので、車両の運用数を減らせ...
駅勤務

警察手帳

警察と接する機会が多かった駅勤務時代 今の警察手帳は手帳ではなく、警察官としての身分を証明するだけのものですね。 2000年に今の形態に変わって、顔写真と警察のバッジのようなものが折り畳み式のパスケースのようなものに収められています。 昔は...