夜食には困りませんでした

私が駅で働いていた昭和50年代には、大半の駅前でたこ焼きなどを売る移動販売の車屋台が出ていました。

夕方にやってきて支度をはじめて、そのあとに紙幣を小銭に両替してほしいとやってきます。
基本的に両替は切符を買う人のために行っていて

※当時は紙幣が使えない券売機が大半でした

それ以外の人の両替はすべて断っていました
でも駅前で商売をするたこ焼きやラーメンの屋台の人の両替はしていました。

答えは簡単で、たこ焼きやラーメンがもらえるからです。

ちなみにタクシーの運転手の両替もしていましたよ。
ほとんどのタクシー運転手は、缶コーヒーと一緒に紙幣を差し出してきていましたからね。

 

 

話を戻して

あまり大きくない駅での勤務の場合、夕飯は17時から18時ごろに済ませます。
駅によっては1人勤務もありましたので、何も食べずに最終電車まで改札にいるとお腹が空くんですよ。
ちょうど良い頃合いの22時ごろにたこ焼きやラーメンを持ってきてくれて

「何かあったら呼んであげるから食べておいで」

この言葉に甘えさせてもらって、改札の窓を閉めて奥に入って食べてましたね。
本当にお客さんがやってきたら、たこ焼き屋のおじさんが窓ガラスを叩いて

「にいちゃん、お客さん!」

といって本当に呼んでもらっていました。

 

ある駅のお客さんなのですが、

「ご苦労さん!これ食べて」

といってケーキやシュークリームの差し入れをしてくれる、洋菓子店経営の人もいましたよ。
多分売れ残って処理に困るからなのでしょうが、それでもうれしかったですよ。

 

私が駅にいた昭和50年代は、まだのんびりした雰囲気が駅には残っていました。

 

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