またまたアルコールのことです。
ニュースによると日本航空(JAL)の成田~ホノルル線乗務のCAからアルコール臭がするとして機内でアルコールチェックを2度行い、2回ともに0.15mg/Lという数値が出たために職を解かれた。
その後機内でもう一度アルコールチェックを行ったが0.1mg/Lという数値が出た。
しかし乗務前のチェックでは0.00mg/Lでクリアしているし、空港到着後にチェックするとやはり0.00mg/Lだった。
国際線を担当するCAですから身だしなみに気を付けてマウスウォッシュは使うでしょうし、長時間の乗務ですから機内で食事もとります。
CA本人も乗務3日前からは飲酒はしていないとのことですし、お酒以外のものでアルコールの反応が出てしまったのかもしれません。
以前にも書きましたが、ある女性車掌さんがチョコパイを食べてからアルコールチェックを行ったさいに、0.1mg/Lを超えるアルコールを検知して乗務を外されたということがありました。
私はなぜだかチューイングガムを噛んだあとや飴玉をなめた後にチェックをすると、0.1mg/Lを超えるアルコールが検知されたことが多かったです。
フリスクでもアルコールチェックに引っ掛かったことがありますしね。
チョコパイには微量の洋酒が含まれているのですが、ガムや飴にはアルコールなんて含まれていないのですが。
その人の体調や体質によっては、他の人と同じ食べ物をたべただけなのにアルコール臭がすることってあるようですし、このCAはどうなのかなと個人的に興味があります。
それ以上にJALの機長が昨年夏以降180回の乗務のうち110回ほどアルコールチェックをしていなかった。
で、その機長は
「国交相が認可したJALの社内規定にアルコールチェックは明文化されていない」
からチェックは行わなかったと。
この手の人って私が所属していた乗務区でもいましたよ。
“規定で決まっていないことは一切しない”
って人が。
勤務していた会社でアルコールチェックをしだしたのは「動力車操縦者運転免許の取消等の基準」が施行される少し前だったのですが、やっぱり同じような理由でアルコールチェックを拒否していました。
でも不思議なことに、アルコールチェックを拒否していた人って一切お酒を飲まない人でした。
会社に管理されるのがイヤだったらしいです。
JALの機長がどうだったのかは知りませんが・・・
ここ10年ほどの間に入社してきた人は上司の命令に従順に従いますが、それ以前に入社した人って歯向かう人も相当いましたよ。
そのくらい気位(きぐらい)が高く、ある種お山の大将的な運転士が多かったような気がします。
追記 2018.12.27
JALの国際線のCAさんの件ですが、JALの調査によりCAが乗務中に飲酒したと断定したようです。
旅客に提供していないのにシャンパン1本がなくなり、空のビンがごみ箱から見つかったなど状況からみての断定ですね。
CA本人は依然として飲酒を否定しているようですが・・
さすがに乗務中に飲酒となるとちょっとねぇ。
鉄道の乗務員も昔はよく会社の施設内で飲酒していたのですが、さすがに乗務中の飲酒は聞いたことがなく、ちょっとひどいなぁと思いました。