電車屋さんだったころの話 | 運転士

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まだ降りちゃダメ!交替ではないのに間違って降りていく乗務員

乗務員のお仕事は時間割通り 乗務員は乗務行路表で定められたとおりに乗務します。 分刻みの出勤時間、交代時間、出庫時間、どの駅までどのような列車種別で担当するのかがあらかじめ決まっています。 私がいた乗務区では乗務行路表は番号順に小さな冊子に...
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速度計と実際の速度が明らかに違う

ブレーキが甘い(効きがいま一つ) 交代のためにホームに立っていると、入線してきたのは電磁直通ブレーキの車両です。 私は電気指令式のブレーキよりも、電磁直通式のほうが扱いやすくて好きでした。 担当してきた運転士と交代の際に引き継ぎを受けます。...
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回生ブレーキが効かず恐怖と気持ち悪い感覚を味わう

回生ブレーキ 今は回生ブレーキを装備した車両が当たり前になっています。 以前の車両も制動時にモーターを使っていましたが(電制)、抵抗器へ流して熱として大気中に放出していたのに対して、今は架線に電気を返して他車にその電気を使わせるわけですから...
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残圧停車と階段制動と車掌の感覚……

残圧停車という言葉に感じる違和感 列車を停車させる際に衝動を極力抑えるために、停車寸前にブレーキを全緩めにすることを「残圧停車」というのでしょうか? いろいろ残圧停車について書かれているサイトなどを見て回りましたが、ブレーキ弁を全緩めにして...
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保安装置(デッドマン)をヘアゴムやテープで動作しないようにする

デッドマンとEB 主に私鉄で使われている保安装置がデッドマンです。 運転士に急病など異変があった場合に直ちに電車を止めるための装置で、デッドマン=運転士の死とストレートなネーミングになっています。 マスコン(電車を起動させる装置で車で言えば...
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新米運転士の頃、ベテラン車掌にブレーキの全緩めを教えてもらった

ぶっ飛ばす運転士 私が運転士になったのは1988年で25歳の時。 その当時の乗務区には昭和一桁生まれの車掌もいて、そういった方々がかたまっておられる休憩所の一角は、ヤ○ザの集会かと思わせる独特なオーラを放っていました 私がいた乗務区の運転士...
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アナログな車両だから昔の運転士ができたこと

とにかく飛ばす運転士が多かった 私が車掌になった1983年当時、徐々に少なっていたぶっ飛ばす運転士。 あいつは親の仇みたいにぶっ飛ばす とか あいつはノッチのオフの仕方を知らない なんてよく冗談で言っていましたが、実際にそういった運転士と乗...
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運転士の通過気笛と車掌の閉扉予告の手笛 上り下りで吹き方が違う

通過気笛・駅通過時の気笛合図 私が運転士になったのは1988年(昭和63年)で、その時にはすでに通過気笛は原則吹鳴しないことになっていました。 理由は近隣住民からの苦情です。 駅を通過する列車は規則によって気笛を吹鳴することになっていて、朝...
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時計やスタフの置忘れとマスコンキーやハンドルの抜き取り忘れ

時計やスタフの置忘れ 列車を担当して終点に到着する。 交替ではなく乗務場所を代わって引き続き反対方面への列車を担当する場合。 当然ですが運転に必要な持ち物や備品類を持って乗務場所を替わるわけですが、たまにやってしまうのが時計やスタフなどの置...
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大阪メトロ・御堂筋線で赤信号を越えて止まる事象が…

大阪メトロで赤信号を越えて止まる事象が 2月13日18時ごろ、大阪メトロ御堂筋線で駅間の停止信号機をおよそ20メートル行き過ぎて停止するという事象がありました。 心斎橋からなんばへ向かっていた列車で、時速70キロで走行中にY(黄)現示の信号...
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