電車屋さんだったころの話 | 助役や運転指令

助役や運転指令

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同じ列車番号の列車が同一路線に同時に出現

列車番号 列車番号は現場では列番と呼ぶことが多いと思いますが、列車を区分するために1本の列車に一つの番号を付けているもので、同一路線上に同じ列車番号を複数設定することはありません。 ※列番を別の意味で使用する会社もあるようですが 路線によっ...
車掌

女性専用車両での対応に車掌も助役も本当に苦労していました

痴漢や盗撮から女性を守るため これまで電車で通勤・通学したことがなかったけど、4月になって初めて利用するという人もおられるでしょう。 特に女性とその保護者の方は満員電車に乗るという心配のほか、女性ならではの心配事もあります。 痴漢や盗撮の問...
運転士

なんでもかんでも「信号現示に従って進行してください」

異線現示 本来進行するはずの進路ではなく、まったく別の進路へ進むようにと信号が現示される場合があり、これを異線現示と呼んでいます。 信号の制御はポイントや行先表示機などとともに列車運行管理システムで制御されているのですが、いろいろな原因によ...
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訓練列車が途中で故障して急遽別の訓練?になった話

訓練列車 私がいた乗務区では年間24時間の研修会が設定されていて、すべての乗務員は必ず受講する必要がありました。 病気等で研修会実施期間中に受講できない場合は、後日マンツーマンで監督職とお勉強することになっていました。 研修会は机上だけでは...
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相次ぐ合理化で助役の仕事の範囲が大幅に広くなった

職種がどんどん減っていった 私が入社した1981年当時は作業分担が明確に決まっていて、この作業はどの職種が行うとはっきりと分かれていました。 例えば踏切の遮断桿が折れた場合には、○○保安係が現場へ行って交通整理と遮断桿の仮復旧をしていました...
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するのもされるのもイヤだった「裏面添乗」

裏面添乗とは ふつうは添乗と言えば乗務員室に乗車することをいい、助役が指導監督したり、施設関係の係員が乗車して目視による点検を行ったり、私がいた会社では原則禁止でしたが乗務員が別の勤務場所へ移送する際に乗車することです。 また便乗など他の勤...
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乗務員室に添乗して監督職(助役など)は何をしている?

乗務員室に添乗する監督職(助役など) 乗務員室の後ろにかぶりついて前方の景色を楽しんだり、運転士のブレーキ操作をじっくり観察したり。 中には前面展望としてその景色を動画として残している方もいます。 そういう時に添乗者が乗務員室に入ってくると...
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新人監督職たちのための訓練は乗客にも乗務員にも大迷惑

助役の登用は年に2回あったから 私が勤務していた鉄道会社では、車掌や運転士の登用は試験の関係もあるので年に1回だけ実施されていましたが、助役以上の監督職や管理職の登用は春と秋の年に2回行われていました。 ちなみに助役登用は任命制で、他社に多...
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夜間作業と列車の運行 短い時間で作業を行うのでトラブルもいろいろ

鉄道における夜間作業 夜行列車や貨物列車が走るJRの路線の場合は、夜間の間合いとして2時間くらいは時間を確保していると聞いたことがありますが、私が在籍していたのは関西の私鉄で最終から始発の間が間合いの時間です。 私がいた会社ではおおむね4時...
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台風接近が分かっていても計画運休を非難する人がいるけど

2023年8月15日に関西を縦断していき、大きな被害も出た台風7号。 前日までに多くの路線で計画運休を発表したわけですが、それに対して異論を言う著名人も多かったようです。 古市憲寿氏 「意思決定がブラックボックス。昔は走っていたのになんで今...