「ガタンゴトンな毎日-1 憂鬱な駅務見習」
まだ運転士をしていた頃にヒマつぶし程度に書き、少し手直ししては小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿していた作品ですが、手直ししたはずがあまりにも拙文だったためにさらに手を加えて、何とか体裁を整えた…
それが「ガタンゴトンな毎日-1 憂鬱な駅務見習」です。
特に鉄道に興味もない高校生が、地元を走る鉄道会社に入社するところから始まります。
1980年、高校3年生の咲本亘太郎は就職先を探すために進路指導室で求人票を見ていた。休みが圧倒的に多く、潰れることもないだろうし遠くへ単身赴任することもないだろうと思い、鉄道にはまったく興味がなかったが地元を走る私鉄の商都電鉄の就職試験を受けて、駅員や乗務員になる運輸部門に配属された。
入社するとすぐに教習所に入り駅務見習生として1カ月間の学科教習を受けるのだが、一般的な接遇や電話の受け方などの新入社員教育などはまったくなく、あくまで駅員の養成のための見習に面食らう。ただ学科教習中に入社同期生で親が商都電鉄で働く坂口に、高卒最高の出世コースは駅員から車掌、そして運転士のもっとも高い職格になるまで乗務を続けて助役と同じ給料をもらうようになり、助役にならずに駅員に戻ることだと教えられ、そのコースを目指すことに決める。
学科教習が終わると駅での現場実習を約1カ月間行うのですが、指導員が亘太郎をからかいバカにする発言などその言動に嫌気がさし、もう鉄道会社なんて辞めても良いとまで追い詰められていく。そんな亘太郎に助言を与え救っていく現場実習の駅近くのカフェのマスター井ノ森とウェイトレスの真梨子。実習終了後も亘太郎を支えて助け、やがて真梨子と恋に落ちていく。
1981年3月に入社し試用期間が終わる8月末までの物語です。
※「非鉄なオレの鉄道会社勤務日誌-1 なんとなく駅員になってみたものの」の内容の見直しとタイトル変更を行ったものになります。内容は若干変わった程度で大きな変更はございません。
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よろしくお願いします。
街道海月