今朝は東急東横線の日吉駅で発煙があり、8時26分ごろから11時10分ごろまで運転を見合わせたが、同じ個所から再び発煙とのことで11時21分からまた運転見合わせ。
おそらくはポイントマシンからの発煙だとは思うけど、とりあえずは応急復旧で運転を再開して、終電後に本格的に修理とか交換という流れかもしれないですね。
注)2023/05/31 15:00追記
本格的に復旧交換作業を行うために運転を取りやめているようです
私がいた会社のように取りあえずだましだまし走らせて、本格的な復旧は最終通過後みたいなことはしないとは、しっかりした会社だ
安全より金儲け第一だった私がいた会社の上層部の面々に、爪の垢でも煎じて飲ませたいよ
朝ラッシュ時間帯の昨日朝7時15分ごろ、新百合ヶ丘駅に到着した新宿行き快速急行の運転台で発煙があり、消火器での消火作業を行うなどしたため、当該列車は運転休止した。
同駅にパンタグラフを下した状態で留置していたため1線が使えない状態となり、ダイヤも乱れたそうです。
運転台からの発煙ですからおそらく電気系統のトラブルによる発煙でしょう。
ツイッター等を見ていると、助手側のヘッドライトから発煙したのではないかとの書き込みが散見されましたので、配線などからの発煙でしょうか。
昭和60年代くらいまでは、運転台からの発煙というトラブルはたまにありました。
マスコン(アクセル)側からの発煙が多かったような気がしますが、どのようなトラブルだったのかを直接見たわけではなく、配線関係でしょうね。
ブレーキ弁からの発煙も何度かありました。
前回書いた潤滑スプレーによるものではなく、おそらくアークが発生してそこそこの量の煙が充満したものでしょうね。
古い車両で発生することが多かったのですが、電気指令式でデスク型運転台の車両で非常ブレーキを入れる直前にバーン!という音ともに、電気による独特のにおいがする煙が乗務員室内に充満したというケースも何度かありました。
でも火が出たというケースは私は経験がありません。
基本的に車内は禁煙ですから、発煙はほぼ電気系統のトラブルによるものがほとんどですが、たまにちょっと違った原因で発煙することもありました。
たとえば乗務員室内のヒーターが過熱して、溜まっていたホコリから発煙というケースは意外と多かった記憶があります。
これは客室でも起こるもので、ヒーターを使い始めた晩秋から初冬の時期に、焦げ臭いと言う申し出が毎年数件はありました。
火事だと言って騒がれて対応が大変だったと後輩車掌に聞いたこともあります。
昔まだ1500Vではなく600Vだった時代、マスコンは今のような間接制御ではなく直接制御の車両もあったらしく、運転台のマスコンに直接600Vが流れていたとか。
この手の車両でノッチを入れたり切るときに火花が飛び散り、運転士の多くは腕に無数のやけどの跡があったなんて言われていたし、その火花のせいか発煙することも多かったと言います。
でもそれが原因の車両火災の話は聞いたことがないので、発煙で済んでいたのかな。
今回の小田急での発煙に関する記事を見て回ったのですが、新聞社のネット記事でも〝運転士〟ではなく〝運転手〟と書いた記事が散見されました。
鉄道の場合は運転〝士〟です。
共同通信発行の記者ハンドブックにも、鉄道は「運転士」と書いてありますので、記者の皆さんもう一度勉強しなおしてください!
昭和の時代の乗務区や詰所で運転士に対して〝運転手〟なんて言い方をしたら、シャレにならないくらい怒られますからね。