「ガタンゴトンな毎日-3 スタートラインは車掌登用」
前2作と同じく、まだ運転士をしていた頃にヒマつぶし程度に書き、少し手直ししては小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿していた作品ですが、手直ししたはずがあまりにも拙文だったためにさらに手を加えたり、新しい内容を入れて何とか体裁を整えたものです。
成人式出席のための有給休暇が認められなかったり、駅で使用するからと火のついた豆炭を電車に乗せて運んでみたり、暇でも忙しくても給料は同じだから忙しい日に休む方が得だと言い切る定期係がいるなど、会社も社員も変わっている商都電鉄の駅で働く亘太郎。
ある日小児きっぷで乗車しようとする塾帰りの中学生を助役と一緒に大量に捕まえたところ、商都電鉄には不正乗車など一切なく、旅客にあらぬ疑いをかけたとして逆に処分されそうになったり、勤務している駅で人身事故が発生するなど、とにかく落ち着かない日々を送る亘太郎。
家族とともに北海道へ転居した恋人の真梨子が、父の長期休暇に合わせて帰ってきた。真梨子は光太郎との結婚を決意し、すぐにでも籍を入れたかったのだが、亘太郎は自分自身に条件を課しクリアするまでは籍を入れないと、真梨子やその両親の前で宣言する。その条件は車掌登用試験で合格して車掌になることだった。
1982年1月から車掌登用試験の結果が出る1983年5月までの話です。
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よろしくお願いします。
街道海月