電車のドアのガラスが破損する事故がよく発生している気がします。
今朝ニュースで取り上げられていたので知ったのですが、4月16日に中央線で立て続けに2件のガラス破損事故が発生したとか。
ニュースを見る限りでは、割れたガラスの破片は客室側に落ちているようですから、外部から力が加わったために起きたようですね。
理由として真っ先に思いつくのは投石ですけど、まだ原因は分からないようなのでこれ以上は何とも・・・
ただこのところのガラス破損はその大半がドアのガラスが割れたというのが多いですよね。
中央線の2件のガラス破損もドアのガラスが割れたようですし。
もしも投石が原因ならばドアのガラス以外に当たっても不思議ではないわけで、こうもドアのガラスばかりが破損となると別の原因が考えられるような気がします。
たとえば車両の歪みが原因にあるのかもしれません。
近年ガラスの大型が進んでおり、さらにボディの軽量化も進んでいます。
そして昔の車両より性能が向上して高加速・高減速の性能が相当向上しています。
これらによって昔よりも車両に歪みが発生しやすくなっているような気がするのです。
ボディが歪むことで大きな開口部であるドアの部分がもっとも変形しやすくなり、ドアに負荷がかかる。
ドアにかかった負荷は最も弱い部分であるガラスにかかり、耐えきれなくなって割れてしまうのではないかと思うのです。
今回の中央線でのガラス破損を含めて、このところ首都圏で発生しているガラス破損事故がもしも同一の車両型式であれば、車両の設計自体の問題または劣化が同じように進行している可能性があります。
※型式なんてほとんど知りませんから、違っていたらごめんなさい
設計時には想定していなかった負荷がどこかにかかるとか、ガラス自体の劣化もあるでしょうし。
想定外のことが起こっているのかなと、そんな気もするのです。
車両の歪みと言うのはどうしても発生するものです。
通勤型の車両は片側に3~4か所の出入り口があり、さらに1か所あたりの開口部の幅も広くとっています。
自動車とは違い屋根上にクーラーの室外機のほかパンタグラフが設置されるなど、上部からの圧迫の度合いが全く違います。
すると旅客乗降用のドアのほか、乗務員室側面のドアにも負荷がかかります。
乗務員室のドアが歪んでしまって床を擦るようになったり、引っかかって閉まりが悪くなることもありました。
車両課の係員に聞いた話によると、古い車両になると頻繁にドアの交換を行うと言っていました。
ただ新しくドアを作って交換するのではなく、車両間でドアを交換し合うのです。
廃車となった車両のドアなどもストックしておき、そのドアと交換することもあると言っていましたよ。
今のようなアルミやステンレスの車両ではなく鋼製の車両だったので、今の軽量車両でも同じように交換することがあるのかは分かりません。
でも同じような歪みは発生しているような気はします。