新幹線小倉駅・車両とホームの間で挟まれて
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新幹線小倉駅・車両とホームの間で挟まれて

報道によると、2021年10月3日小倉駅新幹線ホームの下りホームから線路内へ降りて横切っていき、上りに停車中の「さくら408」先頭車のすぐ前からホームによじ登ろうとしていたところ、運悪く当該列車が出発してホームと車両の間に挟まれたようです。

ちなみに「さくら408」は小倉駅を22時07分発で広島行き。

その2分後には「こだま878」があり、広島の先の福山まで行く新幹線です。

 

 

おそらくですけど、上りの新幹線に乗る予定だったのに間違えて下りホームに上がってしまった。

反対側のホームには新幹線が止まっており、間違ってホームに上がってきたことが分かったのでしょう。

出発時間が迫っていたことから慌ててしまい、軌道内へ降りて線路を横切って上りホームに上がろうとしたところ出発時間となり、新幹線に接触してしまったのでしょうか。

 

 

冷静な状態ならば軌道内へ降りるなんて選択はせず、階段やエスカレーターを使って走って移動するのですけど、もう夜遅い時間で乗り遅れたらシャレにならないと思っての行動だったのでしょうか。

新幹線の軌道内へむやみに立ち入ることは「新幹線鉄道における列車運行の安全を妨げる行為の処罰に関する特例(通称 新幹線特例法)」によって1年以下の懲役又は5万円以下の罰金に処せられます。

 

 

鉄道車両のすぐ前、しかも線路内って死角になって運転士からはまったく見えません。

例えば停止目標がホームの下に設置されていることってありますが、運転席に座っている運転士からは4~5m先からは死角となって見えません。

通勤型の電車でもこんな感じですから、新幹線みたいにノーズの長い車両となるとかなり先の線路内しか見えないです。

なので車両のすぐ前に人が立ち入っていたとしても、運転士は異常に気付けないので出発させてしまいます。

ホームにいる方の中で、線路内へ立ち入っている人を見かけたら躊躇せずにホームの非常ボタンを押していただきたいです。

 

 

私も何度も目撃していますが、階段などで別のホームへ移動するのが面倒なのか、軌道内へ降りて横断する人って意外と多いです。

車掌の時には乗務していた列車の運転士が、駅構内で線路を横切り歩いている人を発見して非常ブレーキを入れて緊急停止したという経験もあります。

この手のことをするのはほとんどは若い男性ですが、たまに酔った中高年男性もいますし、女性が軌道内へホームから飛び降りて歩き出したところを目撃して、優等列車を担当していた私は非常ブレーキを入れて止めたこともあります。

駅構内に限らず、とにかく線路内へ侵入する行為はやめてください。

侵入した人が痛い目に遭ったとしてもそれは自業自得といえるのですが、その行為によって大幅な列車の遅延が発生したりすれば、ふつうに利用している旅客に多大な迷惑が発生しますから。

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