飼い犬が踏切を渡っていて、突如悲鳴のような鳴き声をあげた。
そこで鉄道会社に問い合わせると、レールには電気が流れており、その電気に感電したのではとの回答が得られたとか。
レールには主に2種類の電気が流れています。
1つは架線に流れる電気をパンタグラフから取り入れ、モーター等で使用したものがレールを通って変電所へと帰っていく。
もう一つは信号機や踏切を制御するために列車の走行位置を把握するための電気です。
踏切で愛犬が「ギャン!」、鉄道会社に理由を聞いてみた 飼い主「犬の散歩こちらが気を付けるのが合理的」
この記事の最後には
人体に関しては靴を履いていることもあり「問題はない」
と書かれていますが、確かに靴を履いていれば感電することはないでしょう。
でも私は子供の頃ですが、踏切を渡った時にビリッ!とかなり強く感電したことがあります。
手でレールを触ったのです。
小学生の頃か、ひょっとすると幼稚園へ通っていた時かもしれませんが、とにかくまだ幼かったころに踏切を渡る時に手でレールを触ると、本当にびっくりするほどに感電したのですよ。
駅近くの踏切だったので、おそらくですが列車が起動時に多くの電気を使ったその瞬間に触れたのかなと思うのですけど。
電気って見えないからわからないし、その怖さもなかなか伝わりづらいですよね。
私と同い年で仲の良かった車両課の方がいたのですがその方に
「電気の怖さってわかる?」
と聞かれ、無知な私は
「たしかに架線の1500Vだったり、列車で使用している200Vなんかは怖いかな。でも無線などに使われている12Vくらいならば大したことないだろう 」
と答えたのです。
すると
「昨日うちの(車両課)係員の一人が感電して救急車で運ばれたのだけど、原因は1.5Vの乾電池一個だったんだ」
検修庫から出たところに止めていた車両の周りは、前日の雨のために水溜りができていた。
点検の際に懐中電灯を使うのですが、水溜りに足を突っ込んだ状態で懐中電灯の乾電池が落下。
落ちた乾電池を拾おうとしたのか、とにかく水溜りに手を入れたときに感電してその係員はぶっ倒れたというのです。
通常1.5Vの乾電池の+と-を同時に触ったところで、電気が流れたなんて感じることはまずありません。
でも水溜りが影響したのか相当強く感電したらしいのです。
話を戻して
私自身、レールを触って感電したのは子供の頃の一度きり。
それ以降もふざけて踏切内でレールを触ったことはありますが、感電したことはなし。
鉄道会社に入ってからはハンスコ(手歯止)の取り付けや取り外しの際に、レールを触ってしまうことは当然ありますがビリっときたことは一度もありません。
両手でレールを触ったとしても、体の電気抵抗からして感電することはないはずなのですが、犬の件や私が子供の頃の経験はなぜなんだろう。
犬の記事を読んで遠い昔の経験が呼び起されました。