乗務区や運転指令と駅の仲が悪く連携が取れていないと…
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乗務区や運転指令と駅の仲が悪く連携が取れていないと…

助役や運転指令

昔は乗務区と駅の仲が悪くて

私がいた某鉄道会社。

昔は乗務員と駅員の仲が悪いということもなく、助け合いましょうという雰囲気が濃く出ていたのですが、乗務区長と駅長はなぜだか敵対視というか張り合う傾向が強くあって、その部下となる助役たちもお世辞にも仲が良いという感じではありませんでした。

縄張り意識というのが的確な表現になるかな。

運転指令のシフトは独立したものではなく乗務区の助役のシフトの一部でしたから、同じ部署という感じ。

運転指令のみのシフトもありますが、指令泊(24H)・非・乗務区泊(24H)・非・乗務区泊(24H)・非・休といった一週間のシフトも普通にありましたし、指令長は乗務区副長が務めていて助役と同じように運転指令と乗務区の掛け持ちのシフトもありました。

ところが駅のシフトはあくまで駅だけで基本的に交流は皆無。

ただ例外として、乗務区の副長が休暇などによって不在となる場合には、駅長が代わりに務めることがありました。

乗務区副長は泊まり勤務で駅長は日勤なので、駅長の日勤勤務が終わった夕方から翌朝までの代勤です。

駅長の中には頑なに副長の代勤を拒否する人もいました、乗務区なんてイヤと。

引き受ける人の多くはその後駅長から乗務区長に抜擢されるか、事務方に異動して出世していましたけども。

 

 

電車とホームの隙間に落ちた時

電車とホームの隙間に落ちることを「線間落下」と私がいた会社では呼んでいました。

物を落としたときは乗務員が回収することもありましたが、基本的には駅員が回収。

問題は人が落ちた時。

助け上げるのは乗務員だったり駅員だったり、最初に発見した係員が基本的には行います。

軽いけが、擦りむいた程度ならば駅で処置を行っていました。

※今は下手に薬を使えないらしいけど、昔は消毒などの手当は駅員がしていました。

ただ報告書を書く段になると駅と乗務区で押し付け合いになってきます。

電車に乗車する際に落ちてしまった場合は駅

電車から降りる時に落ちてしまった場合は乗務区

はっきりと線引きしていました。

 

 

私が担当していた列車でお客さんが隙間に落ちてしまいお客さんと一緒に引き上げたところ、かかとからくるぶしにかけてかなり酷く腫れていました。

これはマズいと思って構内電話で駅に連絡すると、

「それは乗車時か?降車時か?」

「降りられる時です」

「じゃあそれは乗務区に連絡してくれ」

たまたま乗務区のある駅での出来事だったので、乗務区の助役がすぐに駆け付けましたが、

「こちらのお客さんは降車時に落下されたんだな?その現場を見たんだな?」

「お客さんの申告ですけど!」

乗る時であろうと降りる時であろうと、お客さんがケガしているのだからまずは助けろよと思いましたが、そういった考えは全く通じず…

 

危うく警察官をひきそうに…

乗務区の休憩所ではなく、線区途中の休憩所で少しばかりの休憩をしていた私。

急告板といって、乗務員に緊急で伝えなければいけない事項を書く黒板はありましたが何も書かれていません。

乗務交代のためにホームへ赴き、交替する運転士に異常はないと引継ぎを受けました。

なので普段通りに運転していると、何やら前方の踏切にたくさんの人がいるように見えた。

警笛を鳴らし非常ブレーキを入れると、軌道内から慌てふためくように人が出て行く。

乗務区の助役と警察官でした。

メチャクチャ怒鳴っているのは分かりましたが、私は何が起きているのかは知りません。

もちろん現場を見て人身事故があったことは分かりましたが。

私がその現場を通過するとすぐに無線から、

「○○駅~○○駅間 ○○踏切で人身事故が発生しています。現在上下列車に対して徐行15を指示しています」

事故現場の助役が運転指令に無線で指示を流せと要求したのでしょうね。

 

私と交替した前任の運転士が運転していた区間は別の運転指令の管轄だったから、人身事故の情報を知りませんでした。

本来は駅の助役が休憩所の急告板に書く必要があったのにそれを失念していたことと、駅の助役が運転通告券をホーム上で運転士に渡すことも失念していた。

40年ほど昔のことですが、この当時の私がいた会社はとにかく列車(乗務区)と駅の連携は取れていないし仲は悪いしで、このような問題もちょくちょく表面化していました。

 

この問題点が発覚して以降は、運転指令が無線で5分から10分間隔で繰り返し無線を流すことで落ち着いたようですが。

今は駅と乗務区との連携が悪いだなんてことはないと思うのですが、運転指令(輸送指令)からの指示が現場に届かずなんてことも散見されますね。

指揮に当たる人は現場で働く者とお客さん(利用者)が困るということを念頭において、仕事に当たってほしいです。

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