関西大手私鉄でも駅無人化や一部時間帯で駅員無配置が増えています
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関西大手私鉄でも駅無人化や一部時間帯で駅員無配置が増えています

何気に阪急のHPのお知らせを見ると改札窓口の営業時間について(2022年4月1日~)という項目があり、阪急でも一部の時間帯で駅員を無配置にするということが書かれてありました。

駅員の配置時間を7:00~22:00とするということですから、鉄道員目線でいうと対象の駅では泊まり勤務が廃止されるのかもしれないですね。

私が勤務していた会社では長日勤といって8時間とか9時間勤務ではなく、13~14時間勤務の日勤で2日勤務したら3日目は非番という運用がありましたから、同じようなシフトを使えば泊まり勤務を廃止できますからね。

泊まり勤務を行うということは当然ですが寝室(仮泊設備)が必要ですし、今の時代ならば最低でもシャワーの設備も必要。

※私が駅勤務をしていたころはお風呂もシャワーも無い駅のほうが多かった

それに泊まり勤務となれば宿泊勤務の手当ても必要になるし、人員もたくさん確保しなきゃいけなくなるし。

費用の面から泊まり勤務をなくすことは時代の趨勢なのでしょう。

これまで阪急は1つの駅に複数の改札があれば、1か所には必ず駅員を配置して完全無人化は避けてきましたが、それもどうなることやら。

 

阪急以外の関西大手私鉄は南海・近鉄・京阪で終日無人駅が増加中。

一部の時間帯で駅員がいない駅も南海・近鉄・京阪・阪神ではかなり多くなっています。

私が駅勤務をしていた頃なんて、どんなに小さく乗降客が少ない駅でも日中は各駅2名の駅員がいました。

朝夕の多客時間帯には駅員を増配置する駅もたくさんありましたし。

私が駅員をしていた頃とは真逆の方向へと進んでいるということですね。

 

正直なところ、私が駅員をしていた頃もほぼすべての駅で自動改札が設置されていたし券売機ももちろんあったけど、回数券などは手売り(11枚つづられていてミシン目で切り取るタイプ)もしていたし、券売機も1000円札が使用できないタイプも多くあったから両替も頻繁に行っていました。

今のようなsuicaやICOCAなんて当然無い時代で運賃精算機も無かったから、乗越精算は駅員の仕事だったけど、それでもいつも働きながら

「駅員の仕事ってこれだけ?駅員って必要なの?」

と考えることも多かったです。

昔は車いすなどの介助という仕事がほぼ無かったから、余計にそう感じたのかなと思います。

 

JRの地方路線で駅無人化に反対する団体がいますが、関西の大手私鉄でも駅員の配置の見直しが積極的に行われている現状から言うと、よく今まで駅員を配置することが出来てきたなという感想しかありません。

もちろん車いすの方のほか視覚障害の方などのことを考えれば駅員がいるほうが絶対に良いのですが、今の各社の収支状況からすると軽々しく言えない状態なのだろうと思います。

極論で言えば、駅を廃止しないだけマシでしょ?廃線にならないだけマシでしょ?って感じなのかもしれません。

実際にJR北海道などではあまりにも乗降客が少ない駅の廃止に踏み切っていますからね。

 

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