荷棚からキャリーケースが落下して当たった乗客が怒り非常ボタン押す
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荷棚からキャリーケースが落下して当たった乗客が怒り非常ボタン押す

北海道新聞に出ていましたが、5月6日18時15分ごろ、JR函館線山崎―八雲間を走行中の札幌発函館行き特急北斗18号の車内で、荷棚からキャリーケースが落下して体に当たったことに腹を立てた乗客の男性が、車内の非常通報装置を押し、駆けつけた車掌に警察を呼んでほしいと要請したそうです。

新聞記事では最大で73分も遅れたと書かれていましたが、コメント欄を読む限りは新函館北斗には20分程度の遅れで到着したそうですから、同駅で長時間停車したのかもしれません。

 

新幹線などの長距離列車を荷物棚に、スーツケースなどキャスター付きの大型のバッグを無理やり置く人って意外と多いですよね。

荷物棚からはみ出した状態になることも多く、新聞記事のような事故が発生する危険性もたしかにあります。

 

東海道山陽新幹線などでは、3辺の合計が160cmを超える場合には特大荷物スペースつき座席を予約して利用するように呼び掛けていますが、利用状況はどんな感じなのでしょうか。

 

車掌に申し出て警察を呼んでほしいと要請することが普通だと思います。

キャリーケースが落下して体に当たった際にケガをしたのならば、車内非常通報装置の使用は問題ないと思います。

ケガはしなくても頭に当たって気絶しているとか脳震盪を起こしているといった状況ならば、他の旅客が車内非常通報装置を押下することも問題ありません。

ただしケガ等はなく、怒りに任せて非常通報装置を使ったとなるとさすがに問題かなとは思います。

あくまで非常時に使用する通報装置ですから、今回のケースの場合はケガなどはしていないとなると、非常時とは言えませんから。

でも押す気持ちは分かります、ケガは無いとしても頭上からキャリ―ケースが落下して当たれば、かなり痛いですからね。

※記事にはケガの有無が書かれていないので、ケガはなかったものとして書いています。

 

車掌のころのことですが、網棚に筒状の荷物(卒業証書を入れる筒より大きなもの)を載せているお客さんがいました。

その日の乗組みの運転士は昔気質の人で、駅停車時は基本的に全制動まで投入して止めるような人。

その時もいつもと同じようにブレーキシューから鉄粉をまき散らしながら駅に接近してい行きます。

ブレーキが掛かった瞬間に網棚に載せた筒状の荷物が転げ落ち、座っていた男性旅客の頭にぶつかりました。

荷物の持ち主は謝ることもなく、筒状の荷物の中身を確認するばかりだったので、頭に当たった人は車内で大声を出して怒りをあらわに。

その場所が最後部の車両の車掌台のすぐ横、私が乗務している目の前で起きたのです。

マズいと思って客室に入って怒りをあらわにしている人をなだめようとするものの、

「あんなきついブレーキをかけるお前らが悪い!」

筒状の荷物の持ち主が私に食って掛かってくるし、頭に当たった人は持ち主に対して烈火のごとく怒っているしで、私では収拾不可能。

結局列車無線で応援を呼び駅の係員に事後を委ねることになったのですが、転がり落ちる危険性のあるものを網棚に載せたのが間違いだろうと私は思っています。

確かにブレーキは全制動まで入っているからきつかったけど、事故防止のために非常ブレーキを入れることだってあるわけで、そうするともっときついブレーキが入ってた可能性も無きにしも非ず。

網棚や荷物棚に転がり落ちる危険性のあるものであったり、棚の幅より大きなものを載せるべきではないということですね。

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