電車屋さんだったころの話 | ページ 46 | 運転士

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遅れた理由

スジ屋さんダイヤって本社の通称スジ屋さんが作成します。時間別の乗降数をだけを参考に作ればいいダイヤになるかもしれませんが、実際には本社の上の方からの意見を第一に聞きます。本社の上の方の人たちは経費の削減が第一なので、車両の運用数を減らせとい...
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明らかに速度が違う?

速度計が無くてもスピードが分かる運転士は速度観測と言って、速度計を見なくてもその時のスピードが分かるように訓練を受けています。といっても、こういうのは慣れのものなので、経験を積むごとに養えるものです。ただ運転士になるための研修や操縦試験にお...
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回生ブレーキが効かない

運転士になって3~4年経った頃でしょうか。最終電車を担当していたときです。車両はVVVF制御の車両でブレーキは回生ブレーキという、今の主流の電車でした。線区の途中駅までの普通電車で、到着後はそのまま留置となる仕業でした。始発や最終の回生ブレ...
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パンタグラフが雪に負けて

昨日よく冷え込んだ朝はパンタグラフが上がらない車両があるという文章を書きながら、ちょっと思い出したことがあるのでそれを書いていきます。雪の少ない地域私が勤務していた会社は関西の鉄道会社で、あまり雪が降るような地域は走ってません。ですので雪に...
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雪が降った次の日

降雪の日が多いですこの冬は本当に寒くて、雪が降る日も例年より多いですね。乗務員室は本当に寒いのですが、雪が降る外よりは少しは暖かいです。すると前面のガラスに雪が付着すると、曇ってしまって前方が見えなくなります。くもり止め装置これでは困るので...
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手を振れなくなった

駅停車中はホッとできる瞬間です列車を担当していてどこかの駅に到着します。運転士はこの止まっているときって本当にホッとできる瞬間です。そして車掌に対して早くドアを閉めろよ!これ以上遅らせるなよ!って思うこともある瞬間なのです。手を振る子供って...
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雪の日の運転

雪の日の運転今冬は気温が低い日も多いですし、雪の量も例年より多いようですね。ということで今回は雪の日の運転についてです。私は関西の私鉄で勤務していたのですが、雪が積もって輸送障害が起こるということは滅多にありません。ですので雪や雨に関係なく...
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置き石より怖かった

その日は夕方から雨が降り始め、夜には本降りとなりました。私は普通列車を担当していて、空転と滑走に悪戦苦闘しながら運転していました。車輪とレールは金属同士ですから水がかかるとグリップせずに車輪が空回りしますし、ブレーキをかけると車輪の動きを一...
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アルコールチェック

私の運転士生活の晩年に導入されたアルコールチェック。動力車操縦者運転免許の取消等の基準というものが平成22年3月に出され、酒気を帯びた状態で列車を操縦した者は免許の取り消しとなることが明記されました。人様の命を預かって電車という大きな機械を...
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冬は寒さとの闘い

私が運転士になったころの電車には、まだ温風式のヒーターではない古いタイプのものがたくさんありました。簡単に言えば電線に電気を流して温めるもので、その電線は金属のカバーで覆われていました。電気あんかのような感じと言えばわかりやすいでしょうか。...
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