雪が降った次の日

降雪の日が多いです

この冬は本当に寒くて、雪が降る日も例年より多いですね。
乗務員室は本当に寒いのですが、雪が降る外よりは少しは暖かいです。すると前面のガラスに雪が付着すると、曇ってしまって前方が見えなくなります。

 

くもり止め装置

これでは困るので窓ガラスを少し温めることでこの曇りを解消させます。
自動車をはじめ一部の鉄道車両では、風を吹き付けて窓ガラスの曇りを解消させるデフロスターが使われています。しかし私が勤務していた会社をはじめ多くの鉄道車両では、薄いフィルムや極細の導線を窓ガラスで挟み込んで電気を流し、温めることで曇りを解消させる方法が多く採用されています。

 

これで曇りはもちろん解消できるのですが、窓ガラスに付着していた雪が早く蒸発するために起こる弊害もありました。

雪は空気中の汚れと一緒に窓ガラスに付着します。窓が温められることで雪だけが蒸発して汚れは窓に残ります。すると翌日はフロントガラスの全面が茶色く汚れて、前がほぼ見えない状態になるのです。
雨の場合はフロントガラスを流れ落ちていく際に汚れも流してくれるのですが、雪は流れていかないのです。なので汚れはそのままフロントガラスに残ります。厄介なことに窓と一緒に温められた汚れは、層も分厚くなってしまって簡単にはキレイにはなってくれないのです。

 

窓清掃の依頼無線

雪の次の日の朝は窓清掃の依頼無線が飛び交います。
すると乗務区の助役は総動員です。水の入ったバケツにモップ、そして安い食器洗い用洗剤を持って朝から窓掃除ですよ。
でも雪の次の日に汚くなっているのはフロントガラスだけではなく車両の側面もですよね。でも側面までは手が回らずそのままになっていますから、乗降の時に少しでもボディに触れたらかなり汚れます。すると当然ですけどお客さんからお叱りを受けるわけです。
まだ私が勤務していた会社の車両は側面の汚れは目立ちにくかったのですが、会社によっては車両形状と色のおかげで汚れがかなり目立っているものもあるようですね。

 

昔は雪が降っている当日に、運転士や車掌が新聞紙で窓を軽く拭いておくことが多かったですね。新聞紙は汚れを吸着しやすいですし、汚れがこびりつく前に窓を乗務員が掃除することで、翌日の窓清掃の依頼無線がぐんと減るのです。助役を助けるためではなく、乗務中に助役と顔を合わせる機会をみんなで減らすためでしたけどね。

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