ストに突入した時の駅員や乗務員

少し前に書いたストの時の話の続きを。

私がストをまともに経験したのは駅勤務の時が主で、車掌になってからは少しだけストに入った程度で、大きな影響を与えるほどのもはなかったと記憶しています。
私が入社するより前は、組合側がストに突入すれば経営者側は各施設(駅舎や乗務区など)への立入りを禁止するロックアウトで対抗していたらしいのですが、スト当日が駅事務室での内勤勤務の明け番だったときには施設への立入りを禁止するというようなことはなく、顔を洗ってコーヒーを飲みながらただ事務室内でボケーっとしていたことがあります。
駅事務室(駅長室とか助役室など)勤務なんて私以外は助役以上の役職者ばかり。
労組の組合員だとしても助役以上の人たちは会社側の人たちですので、私以外の人はストであってもふつうに働いています。
「お前は何もしなくても良いし、奥で待機しておいても良いぞ」
スト決行中なのにヒラの人間が働いていたとなると、後々不都合なことがあるのでそう言われていましたね。
駅事務室にかかってきた電話に出ようとしても怒られる始末でしたから。

 

 

スト中止指令が組合から出されると、ストに参加していた社員は1時間以内に職場へ戻らなければいけないっていうのは前回にも書きました。
私が車掌だったころは、始発からストに突入してもラッシュにかかるくらいには解除されていました。
なので早めに起きてテレビを見ながらストの状況を確認し、解除になったらすぐにオートバイで会社へ向かっていました。
ストが解除になったとしても電車が動き出すのはだいたい1時間後。
だって乗務員が出勤してこないのだから電車を動かせない。
ということは電車で出勤なんて考えていたら、スト解除後1時間以内に会社にたどり着けるはずがない。
なので私はスト解除後はオートバイや車など公共交通機関以外での出勤を考えていました。

昔のストのように長時間決行することが多かった時代には、スクーターで海へ釣りに出かけてラジオでストの状況を確認し、解除になったら釣竿やクーラーボックスを持ったまま会社へ行ったっていう人もいましたし、乗務区まで歩いて1時間以内のパチンコ店で解除を待っていたという人もいました。

 

 

ストって労使交渉が決裂した場合には第一波は〇月〇日の始発から48時間スト、第二波は〇月〇日の始発から48時間ストに突入するって具合に、ストの日程を事前に会社側へ通告しなければなりません。
このストの日程と自分の用事が重なったときが困るのです。
スト期間中の有給休暇は一切認められないのです。
数カ月前から友達と約束していた用事が、ストのために休めなくなってお流れ・・・ってケースがあるのです。

ストを決行するほど強い労働組合なんてホントに少数ですから、ストにまつわる話なんて今の人には全くピンとこないのでしょうね。

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