駅員や乗務員の公休変更
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駅員や乗務員の公休変更

会社や所属している駅管区・乗務区ごとに考え方がかなり違う駅員や乗務員の公休日。

私が所属していた駅管区では半年に一度シフトの変更が行われていました。

それまで①というシフトだった人は半年経過後に②というシフトに変更という具合に、半年に一度1つずつシフトがずれていきます。

例えば①というシフトは月曜日から順にA駅泊・非・A駅泊・非・A駅泊・非・公休

②は月曜日から順番に公休・B駅泊・非・B駅泊・非・予備・予備

このケースの場合、シフト切り替え前後に公休が二日続くことになるのですが、切り替え後の最初の公休を日勤指定に振替が行われて帳尻合わせが行われていました。

たいていの人は日勤に直された日に有給休暇を取って休んでいましたけどね。

ちなみに私が駅勤務をしていたころは完全週休二日制ではなく隔週週休二日制。

二週間おきに週休二日となる制度だったのですが、泊まり勤務に入っている人は週に一度の公休しか指定はされません。

駅の泊まり勤務の場合は、二週間に一度公休の前日に発生するはずの休み(特休と呼んでいました)は休務日を指定されず、言ってみれば休みが貯まっていくシステムで、年休と同じように取得できるというもの。

ただしほとんどの駅員は特休を休みとしてはもらわず、残業扱いで精算して給料として受け取っていました。

それとシフトは半年ごとに順番に一つずつずれていくのですが、駅員同士でシフトを替わることが認められており、①というシフトが好きだという人は常に替わってもらってずっと①にいたり。

とにかく同じ公休日が良いという人は、シフトの内容にこだわらずに替わってもらうなんていう人もいました。

私が所属していた駅管区では5月と11月にシフト変更が行われていて、4月前半までと10月前半まではシフトのやり取り(取り引き)が活発になっていました。

ただ今では駅管区自体が整理されたり、シフト自体が大幅に変わっているようですから、駅員間でのシフトのやり取りは無くなっているかもしれません。

 

私が所属していた乗務区は駅とは違って公休日は基本的に固定。

車掌の実務見習中に本務後(見習が明けて一人で乗務)の希望公休を提出し、各公休が均等な人数となるように割り振られます。

私が車掌のころはまだ隔週週休二日の時代。

乗務員も基本は泊まり勤務が主体なのですが、駅とは違って扱いは日勤勤務。

なので二週間に一度公休の前日に特休が指定されていました。

誰もが日曜日に休みたいと思うものですが、私が所属していた乗務区では日曜日と月曜日の各公休は、希望者の中で在籍年数が古い者が順番に入れるという制度。

車掌になってすぐの人は在籍年数が0ですから、何があっても日曜と月曜公休には入れませんでした。

火曜日から土曜日の各公休間の移動も希望の公休を人事係に出して、在籍年数が古い者から順番に入れるというシステム。

希望を一切出さなければ、車掌として最初に割り振られた公休にずっと居続けることになります。

 

運転士も同様に運転士見習中に本務後(見習が明けて一人で乗務)の希望公休を提出し、各公休が均等な人数となるように割り振られます。

私もそうでしたが、車掌時代に割り振られた公休を運転士になってからも希望する人が多かったです。

私もずっと車掌・運転士時代は同じ公休に居続けました。

運転士になってかなり年数が経ったころに日曜公休へ移動できますと声がかかったのですが、そのころには子供も大きくなり、別に日曜公休になったところでもう意味はないなと思い、移動することなく乗務員生活を終えました。

平日休みに慣れてしまうと、日曜日に休んで出かけるということが億劫になるのですよ。

買い物だって平日の方が空いていて楽にできますからね。

 

ちなみに私がいた会社のほかの乗務区では、乗務員も駅管区と同じように定期的に公休が1日ずつずれていきます。

ただしそのままシフト(仕業表・循環表)を切り替えたのでは、中には泊りが二日続くとか非番が二日続くなんていう人も出てきます。

このためシフト切り替え日と前後の2日、合計3日間は移行シフトという通常とは異なるシフトによって乗務していました。

またこの3日間は冠婚葬祭などを除いて、全乗務員が有給休暇の取得が禁止となります。

循環表によってあらかじめ乗務する仕業が決められている鉄道事業者では、このような方法で定期的にシフトを切り替える(公休変更)ことが多いのではないかな。

臨時列車が多い会社・乗務区では循環表というものがなく、そのたびに仕業が指定されることが多いと思いますが、そのような会社・乗務区では公休変更がやりやすいかもしれないですね。

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