必須だった米の研ぎ方研修
このブログを始めた当初に書いた米の研ぎ方の話。
入社して現場実習に着いた頃、師匠にもっとも指導されたのが米の研ぎ方でした。
私が駅勤務をしていたころ、駅は自炊が当たり前だったので米の研ぎ方はもちろん、いろいろなおかずの作り方を教わりました。
それこそ魚のさばき方も会社で習いましたからね。
ただ大きなターミナル駅では、私が駅員をしていた30数年前でも自炊をすることはなかったようです。
ターミナル駅周辺には多数の飲食店があるので、自炊しなくても困ることはなかったようですし。
駅は日中でも2名以上配置がふつうでした
私は私鉄勤務でしたので、駅は数駅ごとにグループを作って中心となる駅を管区長(駅長)所在駅として機能させていました。
この数駅単位の塊を管区と呼んでいて、管区長所在駅名をとって例えば大阪管区とか寝屋川管区のような呼び方をしていました。
そして各管区の駅員を管区員と呼び、自分が所属する管区内の駅はどこでも担当することになってました。
私が駅員だったころはどの駅にも日中は2名以上が配属されていて、歳が近い人同士で一つの駅を任されることもしばしばありました。
ある日私は入社同期の人とペアを組んで仕事に就いていたのですが、その人は高校時代からお好み焼き屋でアルバイトをしていてなかなかの腕前を誇っていました。
その日は管区内の他の駅にも私と1~2歳しか違わない先輩や後輩が多数出勤していて
「うちの駅で焼きそばパーティでもしよう!」
と私とペアを組んでいる同期生が発案し、各駅へ鉄道電話で連絡して実行に移すことになりました。
みんなで集まって焼きそばパーティを駅で
さすがに一斉に全員が集まってしまうと無人駅が多数できてしまうので、11時半と12時半からの2回に分けて焼きそばパーティをすることに。
各駅から食事の時間に年齢が近い駅員が集まり、残念ながら勤務中なのでアルコール類はありませんでしたが、お昼からワイワイ言いながら昼食を楽しみました。
どの駅にもキッチンがあり、冷蔵庫に電子レンジ、ガスコンロ、炊飯器、食器類などは会社が備品として置いてありました。
それ以外にも毎月会費という形で調味料代などを徴収していたのですが、やや多めに徴収しては駅の備品類を管区員自らがレベルアップさせていました。
私が勤務していたこの駅にはホットプレートも備わっており、焼きそばパーティが可能だったのです。
今の駅ではこういったことはおそらくできないと思います。
小さな駅では無人や1人勤務というケースが多数ありますから。