街道海月(かいどうみつき) | ページ 74 | 電車屋さんだったころの話

街道海月(かいどうみつき)

助役や運転指令

笑い声が聞こえてくる

列車無線は乗務員が運転上必要な情報を得る数少ない方法の一つです。他には駅の係員から直接聞いたり、場合によっては緩急接続で停車中に他の乗務員から情報を得ることもあります。逆に乗務員から問い合わせたり、報告するのもやはり列車無線が数少ない方法の...
運転士

冬は寒さとの闘い

私が運転士になったころの電車には、まだ温風式のヒーターではない古いタイプのものがたくさんありました。簡単に言えば電線に電気を流して温めるもので、その電線は金属のカバーで覆われていました。電気あんかのような感じと言えばわかりやすいでしょうか。...
駅勤務

クリスマスの思い出

会社に入って2年目の冬。特に鉄道が好きで入った会社ではなく、とにかく休みが多いからという理由でした。でも休みと言ってもそれは泊まり勤務の明けで、慣れるまでは家に帰るなり即眠りについていました。それに鉄道の仕事ですから、カレンダーの休祝祭日は...
車掌

最終電車

私が車掌のころ、最終電車を担当した時にはヘッドライトを点灯して走行していました。運転士は前部標識として前照灯(ヘッドライト)を点灯させることが規則に明記されています。しかし車掌がヘッドライトを点灯させるといった規則は存在しません。でも最終電...
助役や運転指令

運転指令

今回は運転指令のことについて少し触れてみたいと思います。2017年12月11日に山陽新幹線において、床下からの異音や異臭に気付きながら名古屋まで運転を継続し、結果的に台車に大きな亀裂が生じており、航空・鉄道事故調査委員会により大事故の一歩手...
駅勤務

夜食には困りませんでした

私が駅で働いていた昭和50年代には、大半の駅前でたこ焼きなどを売る移動販売の車や屋台が出ていました。夕方にやってきて支度をはじめて、そのあとに紙幣を小銭に両替してほしいとやってきます。基本的に両替は切符を買う人のために行っていて※当時は紙幣...
運転士

電車への投石

テレビニュースでJR武蔵野線の車両に投石があり、窓ガラスが割れたという報道がありましたので、それに関連することを書いていきます。私が担当していた路線で、夜間になると列車のボディに投石を繰り返す人がいました。先輩に話を聞くと、その人は昔は駅へ...
駅勤務

恐怖の日付印

記念すべき第1回目の思い出話は、駅での見習時代の忘れられない話です。私が会社に入ったころは、回数券はまだ手売りでした。やや大きめの台紙にミシン目が入った回数券が11枚連なっています。その台紙部分に発売日の日付印を押し、使用する際にも同じよう...
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