街道海月(かいどうみつき) | ページ 64 | 電車屋さんだったころの話

街道海月(かいどうみつき)

車掌

こちらに向かってくる客が怖い

通勤路線の車掌って最後部の乗務員室に乗務していて、客室側に向くように立っていることがふつうです。するとこちらへ(車掌のほうへ)向かって歩いてくるお客さんがいるわけですよ。「うわぁ、いやだなぁ、何か文句言われるんじゃないかな・・・」すると乗務...
運転士

列車走行中に運転士や車掌に質問する人

私は人にたずねるのが嫌いなので、旅先などでも道行く人に場所を聞いたりはしません。もちろん電車やバスの運転士や車掌に聞くのも嫌なんですよ。今ならスマホがあるのでほとんどの情報は入りますし、昔まだ携帯電話も無かったころだって地図やガイドブックで...
運転士

女性の進出で劇的に変わった会社の設備

私が入社した昭和50年代の中ごろは、女性の新入社員なんて一人もいませんでした。駅には数人の女性が働いてはいましたが、皆さん私の母とあまり年齢が変わらない方々ばかり。まだ改集札機どころか券売機も本格的に設置されていなかったころは、切符は出札窓...
車掌

この荷物を運んでください

本社から駅や、駅から駅への託送品は乗務員室に載せて運びます。本社からの託送品で多かったのは通達類でした。それこそ人事異動の通達もあれば、運転関係の通達で臨時列車の運転といったもの。会社の福利厚生関係の通達など、割と頻繁にありました。基本は車...
運転士

薄暗くなったので遮光幕を閉めたら強烈な文句を言われました

遮光幕ってご存知ですよね。運転席後ろのカーテンのことで、運転士の後部から入ってくる客室の明かりを遮ることで前方を見えるようにするために設置してあります。別に隠れるために遮光幕を閉めるのではありませんよ。客室からの明かりが前面のガラスに映って...
駅勤務

漫画が読み放題でした

国鉄時代はキヨスク(Kiosk)の名で知られた駅の売店。私鉄では特に名称がなく売店と呼ばれていました。最近ではコンビニ風になった売店も多くなりましたね。新聞やたばこをさっと買うには本当に便利でした。私が駅で勤務していたころは駅周辺にコンビニ...
車掌

異常時の放送こそ車掌の見せ場なのです

私と同期入社でいまも車掌として乗務している方がいます。その方は運転士になることを頑なに拒否し、生涯一車掌で定年を迎えると頑張っています。その方の普段の車内放送は正直言ってぶっきらぼうというか、やる気がまったく伝わってこないというか。とにかく...
運転士

台風の状況次第で運転休止となる時の乗務員の気持ち

先日の台風21号は各地で大きな被害をもたらしましたが、あらかじめ大きな被害が予想されると伝えられていたこともあり、JR西日本をはじめ数社の私鉄では前日に運休の予定を発表する計画運休を実施しました。あらかじめ運転を取りやめる時間を周知しておれ...
運転士

投石ならぬ投〇〇には要注意?

優等列車を担当していた私は、終点の駅でお客さんからある申し出を受けました。「たしか〇〇駅と△△駅の間だったと思うけど、空いていた窓にスイカが飛んできて、さっきの駅で降りた人にかなりスイカの汁がかかっていた」運転していた私はそんな異変に気づき...
駅勤務

クレームはまず駅員へ

いまって携帯電話(ガラケーやスマホ)を持っている人が大半ですから、クレーム・苦情の類はメールを送信する人が多いですね。ご意見やご要望はこちらから、みたいな感じでメールフォームを設定している会社も多いですし。昔は携帯電話なんてなかった時代です...
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