電車屋さんだったころの話 | ページ 20 | ブレーキ

ブレーキ

運転士

通称・お召列車を担当するとき

もちろん皇族の方は乗車しませんが私が勤務していた会社の列車に、皇族の方が乗車されることはまずありませんので、本物のお召列車を担当することは当然ありませんでした。しかし、私が所属していた乗務区ではお召列車と呼ばれる列車があり、大半の人はその列...
助役や運転指令

列車無線でも隠語を使うことが

隠語がいっぱい鉄道の現場では隠語で話をすることが多いです。所定の停止位置を行き過ぎることを新聞などではオーバーランと表現しますが、私の会社では「すべる」「えきつう」といいます。「すべる」は止める意思があってブレーキ操作もしたのだが、制動距離...
車掌

車内がよく真っ暗になる編成がありました

年老いた車両私が車掌をしていた30年以上前、その頃すでに古い車両だと言われながら本線を爆走していた編成がありました。電気ブレーキが無く空気ブレーキのみだったこの系列は、運転士が少し突っ込んでブレーキをかけると、ブレーキシューと車輪の摩擦によ...
運転士

風が強いと車体が浮き上がりそうで怖いのです

鉄道車両は風に弱い昭和53年 東京メトロ東西線 南砂町~葛西間の荒川橋梁昭和61年 国鉄山陰本線 鎧~餘部間の餘部橋梁平成17年 JR羽越本線 北余目駅~砂越駅間おもな強風が原因の鉄道事故を掲げましたが、車両は本当に風に弱いものなのです。橋...
運転士

明らかに速度が違う?

速度計が無くてもスピードが分かる運転士は速度観測と言って、速度計を見なくてもその時のスピードが分かるように訓練を受けています。といっても、こういうのは慣れのものなので、経験を積むごとに養えるものです。ただ運転士になるための研修や操縦試験にお...
運転士

回生ブレーキが効かない

運転士になって3~4年経った頃でしょうか。最終電車を担当していたときです。車両はVVVF制御の車両でブレーキは回生ブレーキという、今の主流の電車でした。線区の途中駅までの普通電車で、到着後はそのまま留置となる仕業でした。始発や最終の回生ブレ...
運転士

パンタグラフが雪に負けて

昨日よく冷え込んだ朝はパンタグラフが上がらない車両があるという文章を書きながら、ちょっと思い出したことがあるのでそれを書いていきます。雪の少ない地域私が勤務していた会社は関西の鉄道会社で、あまり雪が降るような地域は走ってません。ですので雪に...
運転士

手を振れなくなった

駅停車中はホッとできる瞬間です列車を担当していてどこかの駅に到着します。運転士はこの止まっているときって本当にホッとできる瞬間です。そして車掌に対して早くドアを閉めろよ!これ以上遅らせるなよ!って思うこともある瞬間なのです。手を振る子供って...
車掌

勉強不足の車掌が多くなった

車掌は電車のことを知らないと仕事にならなかった私が車掌をしていたのは今から30年以上前。その頃の車掌は、車両のことを知っていないと恥をかいてしまう場面が本当に多かったです。古い車両ってすぐどこかが調子悪くなるので、乗務中に運転士からいろいろ...
運転士

雪の日の運転

雪の日の運転今冬は気温が低い日も多いですし、雪の量も例年より多いようですね。ということで今回は雪の日の運転についてです。私は関西の私鉄で勤務していたのですが、雪が積もって輸送障害が起こるということは滅多にありません。ですので雪や雨に関係なく...
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