年明け早々いろいろなことがありますね。
山梨県の中央本線鳥沢駅において、線路上に置き石をしたというツイートが流れたそうですね。
私はネットニュースで知ったのですが、残っている動画などを見た感じでは、ホームから線路上に降りて石を置き、そこへ電車が入駅してきて石を踏み潰したという感じでしょうか。
※石を置いた瞬間もどこに石を置いたのかも分からないので、あくまで推測の域を出ませんが
「E233に粛清を(置き石)」というタイトルが付けられていたことから、このE233という車種が嫌いなのかな。
すでにこのツイートをしたアカウントは消されているそうですが、元々撮り鉄のようだったらしく、写真を撮っても楽しくない同車種を無くしてくれとでも思ったのかな。
まず
置き石は犯罪です。
そして過去には京阪電車で脱線して民家に突っ込み、多数の負傷者が出た大きな事故も発生しています。
側溝のコンクリート製のフタを置いたのだと記憶していますが、当時中学生だったグループが置いたとして多額の賠償金を支払うことになりましたね。
保護者が家を売るなどして金銭を工面したという話を聞きましたが、私より少し年下が犯人だったこともあるし、私が鉄道会社へ入社する1年前に起きた事件なので印象深いです。
私も幾度となく置き石されたことはありますが、運が良かったのか脱線にまでは至りませんでした。
石は踏み潰されることが多いのですが、それでも石一つでも車体は浮き上がりますし、かなり強くレールに叩きつけられます。
また列車が石を踏んだ時に潰れながら真横に飛んでいくこともあり、工場の波板スレートの壁に穴が開いたということもありました。
置き石は本当に危険な犯罪であるということを忘れないでいただきたいものです。
JR東海・東海道線の三島~沼津間で、1月7日の6時49分から18分の間に踏切6か所の非常ボタンが次々に押される事件があり、29本の列車に運休や遅れが出たとのこと。
6ヶ所の踏切は約2キロの間にあり、踏切から踏切までの間を軌道内を移動したとは考えにくいから、自転車やスクーターなどを使って移動したのではないかな。
線路に沿ってずっと道路があるとも考えにくいしね。
踏切の非常ボタンですが、押されると特殊信号発光機(特発)が明滅して運転士に知らせ、運転士は特発までに停止しなければいけません。
もちろん間際に明滅すれば止まることはできませんが、取り扱いとしては特発までに停車が基本です。
停車した列車から運転指令にどの踏切の特発が明滅しているのかを報告し、運転指令の指示によって特発から当該踏切まで徐行(15キロ以下)で接近して、踏切でいったん下車して異常の有無を確認というのが一連の流れになります。
これを6か所も続けて行うとなると、そりゃあ相当な時間がかかりますよ。
非常ボタンの設置と同時にカメラも設置して、誰が押したのかが分かるようにすれば良いのですが、実際にはなかなかそこまで手が回っていないようですね。
私が勤務していた会社ではたぶん、非常ボタンを設置した踏切にはカメラで監視している旨が書かれていると思いますし、実際にカメラが設置されていました。
夜間に非常ボタンを押されて処置した翌日、乗務区の監督職に聞いたところカメラの性能が悪いのか、暗いから映っていなかったと言われたことが。
こんな間抜けなカメラを設置しているのは私がいた会社くらいだと思いますが。
単なるいたずらで6か所もの踏切の非常ボタンを押したのか、一部では撮り鉄が甲種輸送を撮りたいがために押したのではないかという話も流れていますが、どちらにせよ運行の妨害を行った犯罪です。
それにJR東海ですから私がいた会社のような間抜けなカメラではないでしょうから、くっきりとボタンを押した人が写っているでしょう。
そういう人は捕まればいいと思いますよ。
捕まらなければまた同じことをすると思うから。