JR東日本・車掌が乗務中に電子タバコ この時代にまだいるんだ……
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JR東日本・車掌が乗務中に電子タバコ この時代にまだいるんだ……

今朝起きてネットニュースに目をやると、千葉日報から以下のような記事が配信されていた。

1月7日午後1時18分東京発の京葉線快速の乗務員室内で新浦安―市川塩浜を走行中に、60代の男性車掌が電子タバコを吸っていた。

乗客からの通報が同日ごろあって発覚したという。

同車掌はJR東日本の事情聴取に対して、過去にも複数回乗務員室内で喫煙していたことを認めているようです。

【速報】車掌、乗務中に喫煙 JR京葉線で「電子タバコ吸っていた」乗客から通報 千葉支社「社員指導を徹底」

 

今の時代にまだこんな車掌がいるんですね。

電子タバコでなければ昭和の時代の話のようです。

今までにもこのブログで書いたことがありますが、私が車掌だったころにはいたんですよ、タバコを吸いながら運転している運転士も。

特に優等列車など停車駅が少ない列車を運転しているときに、タバコを吸っている運転士が多かった。

停車駅に近付くとタバコの吸い殻を外に投げ捨てるのですが、それが夜間の乗務員の交代駅の場合は交代する車掌が目撃するのですよ、まるでホタルが乗務員室から飛び出たみたいにやや赤いタバコの吸い殻が投げられる様子が。

 

今の時代だからスマホなどからJR東日本へクレームを入れられたわけですが、昔はお客さんから直接文句を言われていたのですけどね。

実際にあった話でタバコを吸いながら運転している運転士に対して、

「俺も我慢しているのだから、お前ももう少し我慢しろ!」

とお客さんから直接言われ、その運転士はそれ以降タバコをやめて乗務中はずっとガムを噛んでいました。

私は車掌時代にこの話をその運転士から直接聞いたのですが、この話をもとにして、車内でタバコを吸っている旅客に対して、

「すいません、私もタバコを我慢しているので、お客さんも少しだけ我慢してもらえませんか?」

と言ってタバコをやめさせていました。

 

 

昔は訓練列車の車内でもごく普通にタバコを吸っていました。

車内に灰皿がわりの缶詰の空き缶をたくさん持ち込んで、走行中は外から見えないようにブラインドを上げて。

客室内はそれはもうかなりの煙が充満していたし、中にはタバコの火を消すために電車の床に捨てて靴で踏んでいた人もいた。

なので床は黒い跡がたくさんついていたけど、よく問題にならなかったものだわ。

平成10年ごろにはこういうこともなくなったと思うけど、今は令和5年だからもう25年も昔のことになるのかな。

JR西日本でもこの当時(小浜線だったと思うけど)、ディーゼルカーの最後部で車掌が運転台の椅子に座って喫煙していたり、客室のシートに座って駅弁を食べていたのを目撃したことがあるけど(ワンマン列車なのに車掌が乗務していた列車が多かった)さすがに令和の時代にこんなことはないだろうね。

JR東日本って時々昔を思い出させるような事案が出てきて驚くのだけど、会社としては鉄道業界の中では先端を走っていると思う反面、社員の中にはいまだに昭和を引きずっている人がいるのかもしれないですね。

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