記事を読んだところ大阪環状線の森ノ宮駅において、駅員と何らかのトラブルになった女性が逆上したのか、所持していたナイフをちらつかせたために駅員が警察へ通報。
女性のカバンの中に2本のナイフが入っていたことから、銃刀法違反の現行犯で逮捕されたというものです。
何があったのかは知りませんが、自分の主張が受け入れられないからと言ってナイフを駅員にちらつかせたところで、自分の主張が通るはずもなく警察に連行されるのは当然です。
でも駅員にナイフをちらつかせているのだから、銃刀法違反だけではなく他の罪状でも送検はしてほしいと思いますが。
この事件で列車の運転取りやめや遅れが出て約4600人に影響が出たということですが、巻き込まれたお客さんはお気の毒でした。
でもナイフを所持した人が駅員に対して上記のような行動に出ているのですから、列車の運転を抑止するのは当然だと思います。
毎日放送のニュース映像には女性をが警察に連行される様子がありますが、そのホームには列車が止まっていてドアも開いているのが気になりました。
本来ならば危険な人がいる駅へは列車を入線させない、止まっている列車はすぐに出発させる、どうしても出発させられないのであればせめてドアは閉めておく、というのが安全上必要な措置じゃないのかなと思います。
同じような案件では、私がいた会社では
「〇〇駅〇番線の下り端付近に刃物を持った不審者がいます、気を付けて運転してください」
という列車無線が流されただけで、列車を抑止させるわけでもなく通常通りに運転させていたという無茶なことをしていますから、それに比べれば今回のJR西の行動ははるかにましですよね。
過去記事 刃物を持った不審者がホームにいるので注意して運転してください
車内で暴れたり火を放たれた際の訓練は、京王線での事件以降各社でよく行われています。
でも駅構内でのこのような事件に対応する訓練は、あまり行われていないような気がします。
ひょっとすると私がいた会社だけが行っていなくて、他社はみんなきちんと行っているのかもしれませんが。
列車の場合は運転士一人または車掌と二人での乗務、駅では都市部も含めて一人勤務だったり、時間帯によって無人となるケースも多くなっています。
列車内でもそうですが、駅構内でナイフを持って暴れている人に対して、乗務員一人とか駅員一人でどうやって対処するのかなと思いますよ。
私もワンマン列車の乗務を行いましたし、駅勤務時代は夜間から早朝は一人勤務を経験したわけですが、その当時は何も考えずに仕事していましたが、今考えると怖いことをしていたんだなと思います。
50代の女性がなぜナイフを2本も所持していたのかは分かりませんが、刃物などを隠し持って列車を利用している人もいるということを認識しておく必要はありそうですね。