JR西日本の社員が、自社の電車内でスマホによる盗撮で逮捕されるという事件が報道されていました。
岡山から西川原に向けて走行していた車内で、男が女子学生のスカート内を盗撮していることを別のお客さんが発見し車掌に通報。
車掌から輸送指令(運転指令)へ連絡し、輸送指令が警察へ通報。
西川原駅に急行した警察によって逮捕されたという流れでしょうね。
気になってざっと調べてみたところ、鉄道会社の社員が自社の車内で盗撮などの犯罪行為を行う案件って意外と多いですね。
痴漢行為で逮捕された事例もあるし、乗務中の車掌が女性のお客さんを触って捕まったなんて案件もありました。
車内だけではなく勤務先の駅のエスカレーターで女性のスカート内を盗撮した事案もあるし、私にすると勤務先でやることなのかと疑問に思うことが多すぎて。
もちろん自社以外ならば良いとは言いませんし、この手の犯罪はとにかく厳罰に処するのが一番だと思っているのですが、自分が勤務している場所で利用しているお客さんに対して犯罪行為を行うっていうのが理解できないのです。
盗撮に関してはガラケーにカメラが付いてから急激に増えた犯罪だと思うけど、スマホに移り変わってさらにカメラの性能が良くなりすぎて手を染める人が多くなったのかな。
しかしこうなってくると、例えば会社内の女性社員用の施設にカメラを仕込んで盗撮するよう輩も出てきそうで、ちょっと怖いような気がするんですよね。
私がいた会社での話になりますが、現状では現場に配置されている監督職や管理職はほぼ男のみで、女性の上司は皆無な状態。
※今は少しは増えたと思うけど
寝室の備品類の点検は女性の駅員や乗務員が行っておればいいけど、監督職の仕事だからといって男の監督職が入っていたとすれば、問題が起こらないという保証はなくなりますからね。
実際に昔ある監督職が女性用の寝室などの点検のために入室することがあったのだけど、その監督職はちょっと興奮状態だったことがあって怖かった記憶があるのですが。
駅勤務の場合は多額のお金を扱うことから横領によって逮捕される社員もいます。
売上金を盗む手口もあれば、拾得物(落とし物)をくすめる人もいるし、定期券の不正発行による現金着服なんてこともありました。
最近は乗車時に使った交通系ICカード(SuicaやICOCAなど)を勤務先の駅で取消処理を行い、利用料金を横領?する案件も目につきます。
そういえば昔とある鉄道会社で、競馬などのギャンブルのノミ行為で乗務員が逮捕され、乗務区に家宅捜索が入ったという事件もありました。
ノミ行為のバックには反社な人たちがいるわけで、そういう人とつながった人が乗務員をしていたのでしょうね。
私の知人が勤めていた会社での事件ですが、その当時現場は相当混乱したと言っていました。
私が配属されていた時に駅管区や乗務区で逮捕者が出たことはありませんが、同僚が異動した先で逮捕されたという案件はいくつかありました。
盗撮や痴漢と言った性犯罪は無かったのですが、SFカードに絡んだ横領?詐欺?事件ばかりでした。
車内での盗撮や痴漢被害を減らすためには女性専用車両の設置は良い手段だけど、現状法的根拠が与えられていないから男が乗車しても犯罪にはならないという状態だし。
その前に鉄道会社の社員がお客さんに対して痴漢や盗撮などの性犯罪を行うという現状があるとすると、下手したら鉄道会社の社員は電車通勤時のスマホ所持の禁止なんて馬鹿げたことを言いだす鉄道会社が出てきそうで、そのほうが怖いなと思います。