真夏の乗務
JR九州は2024年7月1日から脱帽で乗務することを認め、JR西日本は8/5から、JR四国は8/9から脱帽での勤務を認めるようです。
JR西日本の駅員・乗務員、熱中症予防で「脱帽」…記録的な猛暑で社内規定を緩和
【速報】熱中症予防などで「脱帽」JR西日本・JR四国が制帽着用の見直しを発表【岡山・香川】
乗務員をしている時、親戚に言われたことがあります
「ずっと涼しい所で仕事ができるから、家にいるより楽でしょ」
見た目がすごく涼しく見えるそうですね。
車両にもよるし、それこそ鉄道社局が社員をどう思っているのかにもよりますが、私がいた会社の車両はおおむね暑かった。
昭和の時代の気温は今ほど暑くはなかったこともありますが、改造によって冷房が取り付けられた車両はわりと涼しいかったし、試作的に新造時から冷房を積んでいる車両なんて日が暮れるころには真夏でも寒かった。
その後は経費をカットしたいのかだんだん冷房の効きが悪くなっていき、真夏に1時間以上続けて乗務するとクラクラしたり、目の前を星が流れて行く、そんなことを経験するのも珍しくはない状態でした。
それに私がいた会社では水筒などを持ち込んでの乗務が禁止されていたから、1時間半以上連続して乗務していると汗が出なくなり、ボーっとしているというか、目は開いているはずが意識が遠くなっていく、そんな状態で電車を運転することもありました。
乗務員室の冷房は客室の冷房ダクトを少し延長して、おすそ分けしてもらった冷気が少し出てくる形状。
それに乗務員室って周りをガラスで覆われていますから、日光が差し込めば室内温度が40℃を超えることもごく普通のこと。
※せめて背後は壁にしてくれ!太陽光が背中から頭に当たると暑いってものじゃない。
おまけに電車の冷房って設定温度を自由に変えられず、「入」「切」しかスイッチもありませんでした。
制帽は熱がこもって危険な状態に
制帽ですが夏用と冬用があって、夏用はメッシュ構造にはなっていますが通気性はメチャクチャ悪い。
頭のてっぺんは制帽に密着しているし、メッシュになっている部分はかなり狭いし、型崩れしないように額などに当たる部分は固い素材が使われています。
そして制帽ってたいていどこの社局もダーク系の色ですよね。
制帽の中は暑さと湿気が溜まっているし、制帽に直接触れている部分は汗まみれだし、蒸れによってメチャクチャ頭がかゆくなったりと、何も良い事がありません。
汗やほこりなどによって制帽ってマジで臭いですしね。
とにかく集中して仕事をしようと思っても、ただでさえ暑さで朦朧となるのに制帽のおかげでダメ押しされている、そんな感じですからね。
バスは脱帽勤務を認める会社が増えているけど
バス会社は脱帽での乗務を認める会社が増えているようですね。
制帽って制服と同列のもので、特定の社員や職員であることを一目で分かるようにするもの、っていう考え方で良いのかな。
そんな感じで制帽は制服とセットで考えられているものです。
でも事務方だったり、発券作業を行う駅員なんて制帽を被ることなんてありません。
働く側からすると制帽を被っていなくて困ることなんてないし、通常は制服を着ていれば制帽を被っていなくてもお客さんの側も特に困ることはないと思いますが、実際のところどうでしょうか。
JR九州に続いてJR西日本とJR四国も脱帽勤務を認めることになりましたが、今のところ鉄道会社で追随する動きは出ていないのかな。
昔より気温が相当高くなっていることは事実だし、車両の冷房機能がいまの暑さに追い付いていないとも思えるし。
そして勤務内容が昭和50年代とは比べ物にならないくらいに厳しくなる半面、ミスに対する目は昔以上に厳しくなっている。
せめて制帽の省略くらいは各社ともに踏み切って、クソ暑い夏でも何とか我慢して乗務してもらおうと言った考えは出てこないのかな。
もちろん頭部の保護のためのヘルメット着用は省略できませんが、昔からのしきたりだけや表面上の目に見える奇麗さだけにこだわり、実際に従事する者のことを考えない会社はブラックですよ。