警察と接する機会が多かった駅勤務時代
今の警察手帳は手帳ではなく、警察官としての身分を証明するだけのものですね。
2000年に今の形態に変わって、顔写真と警察のバッジのようなものが折り畳み式のパスケースのようなものに収められています。
昔は本当に黒い手帳で、ドラマで見る限りは表紙には警察手帳って書いてあったようですね。
駅で勤務していると警察官と接する機会が非常に多かったですし、助役になると割と頻繁に接していました。
警察官でも制服を着た人ならば見た目ですぐ警察だって分かるのですが、私服の警察官は分かるはずがありません。なので私服で改札を通過するときは、警察手帳を見せるわけです。ただし、ドラマのように警察手帳の表紙を見せられることはなく、手帳を開いて身分証明の欄を見せていましたよ。
公営ギャンブル場の最寄り駅では
刑事ドラマみたいにビシッとスーツを着て、颯爽と歩くような私服警察官を一度も見たことがなく、だいたいはジャンパーにスラックスという昔のおじさんの格好をしていましたよ。
私が受け持っていた駅管区内には公営ギャンブル場が無かったのですが、他の駅管区で公営ギャンブル場の最寄り駅には、ギャンブル開催日にはやたら私服警察官が手帳を開いて改札を通過していくと言っていましたね。
もちろん警備の都合上、公営ギャンブル場でお金を賭けて楽しんでいる方々と同じ格好をする必要があるからだとは思いますが、それにしても降りていく私服警察官の人数はハンパな数ではなかったといいます。
お互い様だったかな
今の時代に捜査以外の要件で警察手帳を提示して電車に乗れば、それこそ新聞の格好の餌食になってしまいます。って、大阪でバレて報道されていましたね。
でも私が駅にいた30年以上昔の時代は、おそらく捜査以外で電車に乗っている方も多かったと思いますよ。お互いさまというか、こちらで何かあった時には助けてもらうことも多かったですしね。私は個人的に助けてもらったことはありませんでしたが、会社名を言って交通違反をおまけしてもらったという話もよく聞きましたしね。