昨日久しぶりに阪急電車に乗って目的地へ行く用事がありました。
阪急電車って滅多に乗らないのですが、関西では阪急沿線に住むのがステータスになっているとか、ちょっと一目置かれている存在になっています。
※それに比べると私が勤務していた会社は・・・(以下略)
用事が終わり夕方阪急神戸線の駅で電車を待ちます。
時刻表を確認してあと何分で来るなということも見たわけですが、一向に電車がやってきません。
駅の放送で
「下り方面をお待ちのお客様にお知らせします。〇〇駅でお客様対応を行ったために4~10分程度遅れて運転しています」
このような放送をたしかに聞きましたが、私が待っているのは上り列車です。
上り列車の遅れに関する情報は一切ありませんでした。
結局上り列車は8~9分ほど遅れて到着。
遅れている分車内は相当混雑しており、久々にラッシュの超満員を体験させていただきました。
電車に乗り込んでドアが閉まったころに上り列車の遅れに関する駅の放送が聞こえてきましたが、今頃放送を流されてもねぇ。
そして列車が動き出し、次駅の放送のあとに
「お客様対応のために列車の到着出発が遅れましたことをお詫びします」
と女性車掌が放送していました。
この女性車掌はこのあとも各駅を出発後に必ず
「お客様対応のために・・・」
という放送をしていましたが、そもそもお客様対応って何??
駅員であろうが車掌であろうがお客様の対応をするのが仕事だし当たり前だし・・・って阪急では普段は一切お客さんの対応なんてしていないってことなのだろうか。
勝手にPiTaPaを改集札機にタッチして駅へ入り、勝手に電車に乗って目的駅で勝手に降りていくからってこと??
かなり違和感を感じました。
この件で旧知で今も阪急の首席助役をしている人にメールでたずねてみたのですが、阪急では駅や車内での旅客のトラブル全般に関して「お客様対応」と呼んでいるとか。
急病人発生時はそのまま「急病人のため」と案内しているそうですが、なぜに案内の仕方を分けているのかもたずねてみました。
客同士のケンカを「お客様同士のトラブル」と案内していたところ、それに対するクレーム等もあったからだとか。
おそらく
「客同士のトラブルなんて私には関係ないからすぐ電車を出発させろ!」
みたいなクレームがあったのでしょうね。
でもねぇ、そのトラブルがあった駅や車内では「お客様対応」でいいかもだけど、他の駅や列車では正確に言うほうが良いんじゃないのかな。
私が乗務員として勤務していた頃は、極力何があったのかを説明していましたけどね。
さすがに痴漢などは迷惑行為に言い換えていたけど、それ以外は何があったのかを素直に伝えていましたよ。
※乗務員などのミスで遅れや運休が生じたときは「点検」とか「確認」という言葉で逃げていましたけどね、本社など事務方の指示で・・・
この「お客様対応」という言葉に引っ掛かったのは、実は列車の遅れに関する情報が一切無かったからかもしれません。
ホーム上にある案内表示器(行先表示器ではなく列車の接近や通過とちょっとした情報が流れる表示器)を見たのですが、列車の遅れに関する情報は無し。
行先表示器が設置してあって何分遅れなんて表示されるのがふつうだと思っていたけど、阪急ってこの手の設備はメチャクチャ遅れています。
列車の中から見ていたのですが、行先表示器が設置されている駅って優等列車が停車する一部の駅だけのようですからね。
そういえば昨日夕方に乗車した駅では、列車の行先や種別の放送も無かったなぁ。
大阪梅田方面って放送が流れただけじゃなかったかな??
JRなんて普通電車しか止まらない駅でも行先表示器もあるし、遅れの情報も文字で流れているし、当然行先も種別も編成両数も放送されているんだけどなぁ。
電車を利用する上で遅延に関する情報を流すのはいまや必要不可欠だと思うのです。
それ以前に行先や種別に関する表示器も放送もないって、やっぱり阪急は普段は「お客様対応」なんてしていない会社なのかもしれないですね。