飲酒してないのに「アルコール検出」JR北海道の男性運転士2人乗務できず運休…”機器の不具合か”調査へというタイトルの記事からです。
JR根室線新得乗務員宿泊所で早朝に乗務前の点呼の際にアルコールチェックを受けたところ、超微量のアルコール分が検出された。
それで予備勤務者を乗務させるためにアルコールチェックを受けさせたら、こちらも超微量のアルコールが検出されたために、2人の乗務をとりやめ。
これ以上予備勤務者もいなかったためと思いますが、一部の列車の運転を取り消したそうです。
ちなみに検出されたアルコールの量は、使用していたアルコールチェッカーの下限の数値だった。
2人の運転士共に飲酒はしていないということから、機器の不具合ではないかとみているそうです。
私はこのブログで過去に書いているのですが、例えばガムを噛んだ後やアメを舐めた後にアルコールチェックを行うと反応することが多々ありました。
たまにですがフリスクを舐めた後にも反応することがありましたしね。
また女性車掌が休憩中にチョコパイを食べたらアルコールチェックで引っかかってしまい、乗務できなかったこともありました。チョコパイには微量の洋酒が含まれているためですが、子どもでも食べるお菓子を食べたからといって乗務が出来なくなるというのはおかしいだろうと思いますが。
人によっては口臭や体内から出るガスによって反応しますし、逆に飲みすぎている場合なんてまったく検知しないこともありますしね。
ちなみに
口の中に氷を含みながら息を吹きかけると、酒臭い人でも検知しないことがあります。
口内のアルコール濃度が一時的に低下するのでアルコールチェックをすり抜けられるみたいです。
警察が行う飲酒検問のさいの風船を膨らませるタイプですけど、あれは呼気の量がかなり必要ですから氷を含む程度では効果はないでしょうね。
今回のJR北海道の件は、おそらくですけどアルコールチェッカーのセンサーが寿命を迎えていたんじゃないかなと。
センサーの寿命はだいたい1年が目安です。
ただし乗務区のように頻繁に使われる場合、だいたい3000回で寿命を迎えるといいます。
なのでよく使っても1年が限界なのですよね。
でも乗務区などでは数年間そのまま使用しているんじゃないかな。
私が在籍していた乗務区でも、よく赤いランプが点滅しているアルコールチェッカーをそのまま使用していましたからね。
それこそ机の角にコンコンとやれば大丈夫だろう、みたいな感覚しか持っていなかった気がするし。