車内防犯カメラ設置義務化と車掌の関係

昨日の新聞ですが、次のような記事が目に入りました。

西九州新幹線の開業にあわせ、JR九州が3県で在来線の車掌廃止へ…車両カメラで安全確認

記事によると長崎・熊本・鹿児島の三県の在来線列車から車掌の乗務を省略し、その代わりにカメラを取り付けて安全を確保していくとのこと。

西九州新幹線の開業に伴うダイヤ改正が行われる9月23日から実施とのこと。

おそらくこの記事で言っているカメラとは、乗降確認用のカメラで車内に設置する防犯カメラではない?と思いますが、どうでしょうか。

 

そして今朝の新聞には

列車内に防犯カメラ、3大都市圏で義務化へ…新幹線は全路線を対象とする方向

東京・大阪・名古屋の3大都市圏を走る列車の車内に防犯カメラの設置を義務付けるようです。

これは京王線車内での無差別襲撃事件を受けて省令を制定するようで、数年のうちには都市部の列車の車内には防犯カメラの設置が完了するでしょう。

 

車掌の任務をおさらいしますが、車掌は営業系員として車内放送や乗車券の販売・変更など乗客へのサービス業務があり、運転係員として運転士への出発合図をはじめ、扉操作、乗降監視や出発監視などがあります。

そして車掌には車内秩序の維持のために車内巡回という業務もあります。

これらの中で現状を考えると、営業係員としての車掌業務はほぼ無くなっています。

車内放送は自動放送が一般的で、乗車券類の販売や変更といった業務もほとんど行われていません。

そして運転係員として考えた場合も、特に設備を整えていなくてもワンマン化にすることでの出発合図の省略(運転士の戸閉ランプの点灯確認で代用)扉操作や乗降監視も運転士が行っています。

出発監視は乗降状態に異常がなく、ドアを閉めた後も異常が無いことを確認することで実質的に省略。

その上で車内秩序の維持のために防犯カメラの設置が義務付けられれば、都市部でも今より簡単に車掌の乗務を省略できるようになります。

何せ車掌の仕事がすべて置き換えられるわけですから。

 

車内での犯罪の多発で、車掌による避難誘導などの重要性が見直されるどころか、車内への防犯カメラ設置が加速されることで車掌が乗務する意味を失うという、安全性を考えた場合には逆方向へ進むことが確定した、そんな気がします。

自動運転導入によるドライバレス化(運転士ではなく保安要員を乗務させる)

カメラやホームドア設置の加速によって車掌の省略

JR東日本が特に先行して行うようですが、都市部では他の鉄道会社でも同じ流れになっていくのでしょう。

南海和歌山港線で自動運転の実証実験を行うと発表されたことからも、今後は列車の乗務員は不必要になっていく。

運転士って何?車掌って何?

そんな時代がすぐそこまでやってきているということですね。

 

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