関空快速車内で切り付け事件 りんくうタウン駅で犯人は確保
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関空快速車内で切り付け事件 りんくうタウン駅で犯人は確保

運転士

2023年7月23日10時30分ごろ、京橋発関西空港行の関空快速車内で刃物を振り回し、乗客2名と車掌が負傷した。

りんくうタウン駅の駅員から消防へ通報があり、警察は同駅ホーム上で被疑者の身柄を確保し殺人未遂で逮捕した。

乗客とトラブルになったと説明しているようですが、被疑者はナイフを3本所持していたことや、複数の乗客に対して顔を近づけては「何してるねん」と因縁をつけていたこと、スマホで動画を見たいたところ突然切り付けられたことなどから無差別的な犯罪と思われますが、詳細は今後警察によって明らかになっていくでしょう。

 

昔は列車内って比較的安全な場所だと思われていたでしょうし、今でも座っている方の中にはうたた寝をする光景が見られます。

ところが昨今は列車内は安全だとは言えない事件が続発しており、鉄道事業者と警察や消防との合同訓練が行われている様子も報じられています。

訓練は何度も繰り返し行うことが重要で、一度や二度行ってあとは何もしないのであれば意味がありません。

でも私はこの手の訓練については懐疑的に見ていました。

駅員や乗務員が警察等へ通報し、すぐに警察が駆け付けて犯人を制圧し、負傷者は迅速に消防(救急)によって病院へ搬送されるのがいつものストーリーです。

こういう車内で起きる事件に関する訓練に参加したことはありませんが、ほかにも列車火災だったり列車脱線事故などで警察や消防との合同訓練は行われますし、私は助役になってから一度だけ脱線事故事故の合同訓練に参加したことはありますが、乗務員時代に合同訓練なんて参加したことはありません。

というより、乗務員にお呼びが掛ることがありません。

助役が乗務員役や駅員役を行って訓練が進められ、後日乗務員や駅員に対しては訓練はこんな感じでしたと感想を述べる程度。

駅の助役ならば実際に役に立つとは思いますが、参加者はほとんどが乗務区の助役で普段は乗務区内で仕事をしています。

常に現場に立ってはいない助役が合同訓練に参加したって、あまり意味がないと思うのですけどね。

私がいた会社以外では本物の乗務員が参加しているとは思いますけど……

でも全乗務員や全駅員が最低でも一回は各合同訓練に参加しなければ意味が無いような。

同じ想定で会社内で同様の訓練を行うとは思いますが、どうしても本物の警察官や救急隊員がいない中での訓練となると真剣さに欠けるように思います。

細かい手順の確認だって、やはり警察官に聞くのと警察官役の助役に聞くのでは違ってきますからね。

 

今回の事件を見ていると日根野駅からりんくうタウン駅へ向かう車内ですでにナイフが振り回されており、りんくうタウン駅へ到着した時点で乗客と車掌が負傷している。

りんくうタウン駅にはすぐ近くに派出所があり、歩いて5分くらいの所に府警本部の別館があるなど警察が駆け付けやすい場所ですが、どこの駅の近くにも警察官が必ずいるわけではありません。

駅に着いても警察がすぐ来るシチュエーションでないからと車内で制圧を試みるとなれば、列車に複数人の警察官等が乗車していなければならず現実的ではない。

乗務員が制圧に当たると言っても、運転士と車掌の二名だけでは〝さすまた〟などがあっても難しいでしょう。

乗客に協力を求めるよりも避難を優先させなければいけませんし、乗務員のみでの対処は現実的に不可能でしょう。

こうなると乗車時に危険物を持ち込もうとしていないかをチェックする以外に方法はなく、車内に防犯カメラを設置するだけでは意味はないかなと。

自動改札に金属探知機でも付ける?

全ての駅に警察官を張り付かせて、営業時間中ずっと不審者がいないか監視してもらう?

小田急や京王などでも起きていることから、いつどこの路線で起きてもおかしくはありませんが、残念ながら対応は何も……

冗談抜きで、すぐに逃げられるように編成の中央寄りの車両に乗車し、何かあれば別の車両へ逃げられるようにしておくしか予防方法が無いような気もします。

先頭車両や最後部車両で追い詰められたら……

列車をはじめバスや航空機、船舶もそうですが移動中の密閉空間でこのような犯行が発生した場合、どのような行動が正しいのか。

SOSボタンを押すくらいしか現状では手立てがないですし、そう考えるとやはり乗る前にチェックを行うしかないのかなあ……

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