ダイヤ改正までにダイヤを準備しておく

今年は多くの会社で3月に大規模なダイヤ改正を行いました。
新ダイヤが発表されたころは、新ダイヤの内容についての情報があちこちから出ていましたが、ダイヤ改正当日に話題になったのは高輪ゲートウェイ駅が開業し多くの鉄道ファンが集まっていたことくらい。
鉄道ファンの人たちからすれば他にもたくさんダイヤ改正の見どころがあるだろ!って言われそうですが、鉄道関係の情報を特に念入りに追っかけていなければ、ホントにこの春はほとんど情報に触れることがなかったように思います。

だって新幹線などは臨時列車の運転を取りやめる、みたいな報道ばかりでしたから。

 

 

運転士や車掌、助役以上の係員はダイヤ改正までにやっておくべき仕事があります。
私が勤務していた会社では“ダイヤ折り”といって、会社から手渡された大きな紙を糊で貼り付けて折っていく作業を行わなければなりません。
会社によってはきちんと折られたダイヤ(列車運行図表)が渡されるようですが、私が勤務していた会社では丸められた3~4枚の紙の状態で渡されるのです。

私の場合はバラバラになった紙をまず糊付け。
この時にズレちゃうとスジが途中で切れてたりする使い物になりにくいダイヤになってしまいます。
だいたい丸1日はそのまま放置して糊が乾くのを待ち、翌日以降に折っていきます。
2時間おきに山折りをして、山折りした部分がまっすぐにきちんとそろうように重ねます。
例えば6・8・10・12・・・時の部分を山折りにして、折った部分がそろうように重ねます。
で、5・7・9・11・13・・・時の部分を谷折りにするのですが、きちんと山折り部分がそろっていれば、一気に押し込むように谷折りを作っていけばダイヤは折れます。
ただ折ってすぐの状態ではすぐに広がってしまうので、数日間重いものをのせて折り目が完璧につくように放置しておきます。

そのあとにダイヤに最終連絡について書き込んだり、人によっては表紙代わりの厚紙を貼ったりして仕事で使いやすい状態に仕上げていきます。

 

 

そういえば私が車掌になったころ、このダイヤ折りを引き受けてくれる乗務員が数人いました。
ぶっちゃけダイヤを折るのって面倒だし、折り目が全然そろわないなど仕上がりがどうしても汚い。
たしか1000円だったかな?
ダイヤ折りを副業にしている乗務員にお金と丸められた状態のダイヤを渡しておけば、ダイヤ改正当日までに表紙が付いた折り目がまっすぐのきれいなダイヤが手元にやってくるのです。

私は一度も頼むことはありませんでしたが、たしかに7~8年はまともにダイヤ折りができていませんでした。
折り目がガタガタでよく
「下手やなぁ」
って言われていましたからね。
でも7~8年もすればきちんと折れるようになれますよ。

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