昔は10月改正も多かった
最近は3月に大規模なダイヤ改正を行うことが多くなってきました。
昔は10月にもよくあったのですけどね。
JRは比較的早くダイヤ改正の情報をプレス発表しますが、私が勤務していた会社は本当に遅かったですよ。
たしか1ヶ月くらい前になってからじゃなかったかな。
駅勤務のころは、プレス発表前の噂の段階で新ダイヤのことを聞きに来る人もいました。
しかし残念ながら、現場で働く人間のもとへダイヤ改正の詳細が届くのはプレス発表以降。
特に優等列車が新規で停車する駅があるというダイヤ改正の場合は、その情報が漏れないように本社で厳重に管理していたようですよ。
でも電車好きな人達はあらゆる角度からその情報をキャッチして、改札で座っている私の元へ聞きに来るのです。
ダイヤ改正は経済への影響もあるのです
ちなみに新規で優等列車が停車する内容が含まれるダイヤ改正の情報が洩れると、あざとい人たちはその駅周辺の土地を買い漁ることがあるのです。
だって優等列車が停車する駅になると、それだけで地価が跳ね上がることがあるのですから。
それにわざわざ新規で停車駅とする場合、鉄道会社が周辺で宅地分譲や戸建て販売など不動産開発を進めることが多いので、独占的にその利益を握りたいとう思惑が働くわけです。
だから事前にダイヤ改正の内容が漏れることを鉄道会社は嫌うのです。
携帯用の時刻表
駅勤務の時はダイヤ改正の発表があると、新しい携帯用の時刻表を求める人がひっきりなしにやってきます。
昔はスポンサーがつかないと携帯用時刻表の印刷をしてくれないことも多かったのですが、
(よく品切れになっていました)
さすがにダイヤ改正前はそこそこの数を刷ってくれます。
いちいち渡すのが面倒だからと、小冊子などが置いてある棚へ携帯用の時刻表をたくさん差し込んでおくと、子供が大量に持ち帰ってホントに難儀しました。
私ではないのですが、先輩が面倒だからとその駅に配備していた新ダイヤの携帯用の時刻表をすべて棚に突っ込んでおいたら、半日もしないうちにすべてを持っていかれてしまったのです。
すぐには補充されないし、助役や管区駅長からはメチャクチャに怒られ、お客さんからも新ダイヤなのになぜ時刻表の1枚もないんだと怒られ、とんでもない目にあったようです。