運転士とサングラス

昨日のヤフーニュースにこんな記事がありました。

運転士に「安全のため」サングラス貸与…鉄道会社初

JR西日本の近畿エリアの運転士の中で希望した75名に貸与して、来年2月まで効果の確認を行う。

そして効果が確認できれば他のエリアにも広げていき、保線などの係員が巡回の際にも試行していく方針だとか。

朝日もまぶしいけど、夕日がもろに差し込んできたら前方の確認なんてできませんからね。

電車に日よけはついているけど、低い角度で差し込んでくる日光を日よけで遮ると、ガラス面をすべて隠すような状態になって何も見えませんし、中には日よけが小さくて役に立たないものもあるし、サングラスをしての乗務を認めるように何度も要請した昔を思い出します。

ちなみにサングラスをして乗務することを禁止した規程はどこの会社にも無いはずです。

それに昔は一部の会社で運転士にサングラスを貸与していた会社もあったと聞いたことがあります。

だってパイロットだって、白バイの警察官だってサングラスは使用していますよ。

日光によって前方が見えなくなるより、サングラスをして前方が見える状態にするほうが安全性は上ですからね。

ではなぜサングラスをかけての運転を会社側は認めないのか。

すごーく簡単な理由で、見た目が悪いから。

私が車掌になった昭和50年代でも、私が勤務していた会社ではサングラスの使用は控えるようにとのお達しがありましたからね。

夕方沈みかけた太陽が発する光はオレンジ色で、もろに目に入ると周囲の風景は真っ白にしか見えません。

ぶっちゃけ踏切を通過する時なんて、人が入っていたとしても何も見えません。

見えたとしても接触する寸前じゃないかな。

ホームへ入っていっても眩しすぎてホーム上のお客さんも確認できません。

そして停止目標も周囲の風景に溶け込んでしまって分からないから、この辺かなって感じで適当に止めていましたからね。

日よけが役に立たないときは、片方の手で日光を遮りながらブレーキをかけることもしばしばでした。

でもね

手で日光を遮ると見える範囲は電車の前方数mだけで、ほぼ目隠し状態での運転でしたよ。

とにかく運転士へのサングラス貸与は賛成ですし、ぜひ他の会社へも広がってもらいたいです。