わざと電車を遅らせようとする運転士

このタイトルだけ見るといったい何のことだか分かりにくいかもしれませんが、ダイヤを見たうえで一部の区間をわざとゆっくり走って遅らせようとする運転士が、私が所属していた乗務区に数人いました。

例えば次のような場合です。

 

終点の一つ手前の駅から終点の駅までは通常3分10秒のダイヤが設定されているけど、出発する列車の関係でプラス30秒とかプラス1分というように時間が取られているケースがあります。

列車が出てこないと入場番線に空きがないから、っていう言い方が一番分かりやすいのかな。

ダイヤ通りだと終点ひとつ前の駅と終点の駅との間を3分40秒とか4分10秒で運転しなきゃいけないけど、その区間はプラス10秒とか20秒で運転できるように、終点ひとつ前の駅までを遅らせて運転しちゃうわけです。

終点で降りる人には影響はないけど、それまでの駅で降りる人にとっては遅れているわけだから迷惑な話です。

また他の路線との接続などの関係で、通常よりも停車時間が長く取られるケースの場合にも同様にゆっくり走らせて遅れて到着させる。

ほかにも通常時のダイヤにあらかじめ臨時の優等列車のスジが組み入れられており、臨時列車運転時は緩急接続となるけど運転されない日は意味なく数分停車するというケースでも、とにかくゆっくり走る運転士がいました。

 

場内信号機の手前で止まってしまうのがイヤ、通常より長い時間停車するのはイヤとか、通常よりも明らかにゆっくり走るのもイヤ。

今では考えられないような運転士がマジで存在していました。

中には車掌のほうから、次の駅の3分停車はイヤだからとにかくゆっくり走ってくれなんて平然と言ってくるケースもありましたし。

その運転士が担当を終える駅に定時で着けばよくて、間の駅の到着時間なんて関係ない・・・そんな感じに捉えられてしまいますよね。

 

 

このよう運転士が現れる以前はとにかくかっ飛ばす運転士が多かったわけですが、気が付いたらこんな運転士が増殖していました。

ATSをはじめとした保安装置の設置が進むにつれてかっ飛ばす運転士は減少し、代わってダラダラ運転することを好む運転士が増えたような気もします。

今思えば特定の年代の運転士に多かった気がするし。

私は早着して遅れて出発するのが好みで、仲の良い車掌にはゆっくりドア扱いするように言っていました。

遅れて発車して飛ばしたりブレーキ操作を極力効率化して、次の駅には早着するのを繰り返すわけです。

これならばお客さんに迷惑はかかりませんからね。

 

もう一つ思いだした。

わざと遅らせるような運転士は不思議とみんな助役になって、首席助役や駅長などに出世もせずにみんな助役のまま定年を迎えていたような。。。

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