メガネが必要な運転士がメガネをせずに運転
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メガネが必要な運転士がメガネをせずに運転

ネットニュースで少しだけ触れられていたのですが、動力車操縦者運転免許の条件として矯正眼鏡等を使用となっている運転士がメガネををかけるのを忘れて運転してしまったとか。
ニュース記事や鉄道会社が発表したニュースリリースでは、メガネをしていないことに気付いた運転士が途中の駅からメガネをかけて運転し、担当列車の乗務終了後に報告して発覚したとか。
私ならば報告せずに済ませるかな。
でも今は様子を見ていた旅客から
「運転士が途中の駅からメガネをかけて運転しだしたぞ!」
なんてすぐにクレームのメールが入るから、仕方がなく報告したのかなって気もするし。

 

 

現在動力車操縦者運転免許の視力の条件は、片眼0.7以上、両眼1.0以上をクリアすれば裸眼でもメガネでもOKです。
昔はもっと厳しくて、ひどい乱視だった私は毎年メガネを買い替えていたほどです。
なにせメガネの屈折度に関する規程もあったし、裸眼で0.2より悪いとメガネで1.0以上に矯正できてもダメとか、マジで大変だったのですよ。
今は信号機のLED化で視認性が良くなっているし、ATSなどの保安装置の改良が進んでいるから、昔ほどのきつい視力の規程が必要なくなったようです。

 

 

私はコンタクトレンズは使用していませんでしたが、今は多くの運転士がコンタクトレンズを装着して乗務していると思います。
ただ起きてからあまり時間が経っていないときや、丸1日乗務して疲れてきたときなどにはコンタクトレンズをはずしてメガネを使用する人も多かったですよ。
昔は言われなかったのですが、最近はコンタクトレンズを装着して乗務する運転士はメガネも携帯しておくように言われているようです。
乗務中に何かの拍子でコンタクトレンズが外れてしまってなくなった、なんて時に備えてのことだそうです。
年に2回の健康診断のときには、コンタクトレンズを装着しての視力検査とメガネを装着しての視力検査も行われるほどです。

 

 

ここまで書いてきて思ったのですが
このメガネをかけ忘れて乗務した運転士は、普段はコンタクトレンズを装着して運転していたのかな。
そして朝はコンタクトレンズがうまく入ってくれなくて、ついそのまま乗務したのかなと。
何駅か運転してみて、いつもより見にくいなぁと思って
“しまった!コンタクトもメガネもするのを忘れてた!”

私みたいに裸眼ではかなり視力が悪い人間はかけ忘れはまずないのですが、規定より少し視力が悪い運転士だと忘れてしまうのかも。
だからといって許されることではないかもしれないけど、昔みたいにマジで酔っぱらってる運転士が電車を運転しているよりはマシかも、と思ってしまいました。

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