運転士が新型コロナ感染で間引き運転

都営大江戸線で新型コロナに感染した運転士が多数出たことで、間引き運転を行っていることが先日全国ニュースでも流れていました。

3割程度本数を減らして運転していることから混雑が激しく、振替輸送を行っているとか。

運転士が不足すれば列車の運転にも影響が出るのは当然ですが、しかし本当にこのような事が起きてしまうって怖いですよ。

 

2009年の新型インフルエンザのときに同じようなことが危惧されて、会社が全従業員に出勤のたびにマスクを配布するなどかなり混乱したことを思い出します。

私はもう退職していますから今回のコロナについて、会社内でどのような指示が出されているのかは知りませんが、新型インフルエンザのときと同様なのかなぁと想像します。

家族内で発熱者(インフルエンザかどうかは問わない)が出た場合はインフルエンザの検査を受ける。

インフルエンザでなければ熱が下がれば出社。

新型インフルエンザに感染していた場合は、医師の診断書によって完治が確認されなければ出社停止。

みたいな状態でした。

 

 

しかし私がいた会社では運転士不足ならぬ、車両不足が深刻でしたよ。

休暇申請が大量に来ちゃって、全部を受けていたら運転士が足りなくなったというマヌケな出来事は時々ありましたけど。

 

私が運転士になった頃って、朝のラッシュ時間帯でも予備の編成が車庫に数本あって余裕がありました。

ところが経費節減か何かは知りませんが、所有の車両数をドンドン減らしていきました。

2編成廃車にしても1編成しか新造しない・・・

みたいな方法で減らしていきました。

 

さらに車両運用の見直しによって必要編成数を減らしたりね。

とにかく車両をたくさん持たないような方針を立てたおかげで、運転士生活の晩年の頃には朝ラッシュ時間帯には車庫にはほとんど車両が止まっていない状態になっていました。

 

 

車両が足りなくなって間引きするかもしれない、なんてことが現実にありました。

元々検査で工場入りしている編成があるときに、車両故障や事故によって車両が足りなくなったのです。

このままでは朝の最ラッシュ時間帯にどうしても1本は運休しなきゃいけない事態になり、その時は車両故障している編成を使用するというとんでもない手を使ったんですよ。

たしかオーバーロードか何かを起こした編成だったので、ダメな車両のモーターカットを行って無理やり運転したのです。

優等列車だったけど普通列車を追いかけるようなゆっくり走る列車に充当して、無理やり乗り切ったのです。

 

このとき私がその列車に当たってしまったんです。

乗務区の助役と車両課の係員が添乗して、助役が車両の状態を数分おきに運転指令に報告したり、車両課の係員は私に加速の状態やら制動時の違和感をたずねてきたり。

通常1編成中に4両のモーターを搭載した車両があるところを、1両のモーターは使わず3両のモーターで動かしているわけですから、加速はかなり悪いですよ。

そんな状態での運用が数日続いたと記憶しています。

 

ただ車両不足は会社が招いたことですべては会社が悪いわけですが、運転士のコロナ感染は責めることはできないです。

乗務員や駅員って不特定多数のお客さんと接するため、いつ感染してもおかしくはないですからね。

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