いたずらに踏切の非常ボタンを押したり、閉まっているのに横断したり
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いたずらに踏切の非常ボタンを押したり、閉まっているのに横断したり

2月23日8時20分ごろ、本庄市銀座1丁目のJR高崎線の上町踏切の非常ボタンを押し最大14分も遅延させたとして、威力業務妨害の疑いで44歳の男が逮捕された。

電車が見たかったから押したと供述しているようですが、止めた電車を見て何が楽しいのか私には理解できません。

それ以上によく警察が動いてくれたなと思います。

この踏切では前日にも2回押されていたようですが、正直なところ同じ踏切で短期間に非常ボタンが押されるというケースは少なくはなく、乗務していても「また○○踏切で押されたんだ」と思いながら運転していましたからね。

JRがすぐに警察に連絡したことから動いてくれたようですが、私がいた会社ではなかなか警察に相談するということが無かったように思います。

妨害されればすぐに警察に通報するということも大事だと思います。

撮り鉄に関してもそうだと思いますけどね。

 

3月16日にはJR山陽本線(JR神戸線)の西明石~大久保間の踏切で7時ごろ、閉まっている踏切を無謀横断したために踏切障害物検知装置が動作して貨物列車が緊急停止。

止まった場所がセクションをまたいだ場所だったために運転再開に手間取り、同列車は1時間35分後に運転再開。

この影響で西明石~姫路間で運転を見合わせたのですが、ダイヤが大幅に乱れたことで北陸線の特急サンダーバードにも最大で50分の遅延が発生した。

 

私が乗務員時代に印象に残っている踏切の無謀横断というと、オートバイが車体を倒して滑りながら無謀横断していったことかな。

踏切の遮断桿を押し上げて無理やり横断する人や・・・

踏切障害物検知装置って光センサーを用いたものが一般的ですが、一瞬だけセンサーを遮っても動作しません。

なので遮断されている踏切を走って渡った場合には検知装置が働かないことが多く、またセンサーより低い姿勢の場合は検知できません。

ところが三次元レーザレーダ式は踏切全体を面として捉えることで、それこそ踏切で倒れている人の検知も可能です。

三次元レーザレーダ式でも走り抜ける場合は検知しないようになっているとは思いますが、既定の秒数を超えれば検知するようになっていると思います。

西明石と大久保の間の踏切がどのような障害物検知装置を備えていたのかは分かりませんが、よほどゆっくりと歩いて渡ったのか、それとも三次元レーザレーダ式だから検知したのか。

ちなみに私がいた会社でも三次元レーザレーダ式の障検を試験導入したことがあったのですが、朝ラッシュの時間なんて障検の動作が頻発してまともに運転できないとして、元の光センサー式に戻していましたけど。

 

非常ボタンをいたずらに押せば威力業務妨害となるのだったら、遮断されている踏切を無理にわたる行為は列車往来危険に問うても良いと思いますけどね。

今の踏切にはカメラが備わっているでしょうし、障害物検知装置が働いたり非常ボタンが押されたりすれば、カメラを解析すれば全部わかるはずですし。

ちなみに私がいた会社の大半の踏切にもカメラが設置されていましたが、普通の防犯カメラのように常時録画ではなく、障検が動作した時や非常ボタンを押された時に起動するようになっていました。

それも夜間だと暗すぎてまともに録画できていないという情けないカメラ。

今はさすがに常時録画になっていると思うし、周囲が暗くてもふつうに映せているとは思いますけど。

 

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