電車屋さんだったころの話 | ページ 26 | ブレーキ

ブレーキ

運転士

低速なのにブレーキがまったく効かなかった時の話

初めて担当した編成 その駅は15‰ほどの勾配のある駅でした。 でも普段はその勾配を特に意識することなく、勾配にあったブレーキをかけて電車を止めていました。 その日は朝から雨が降り続いていましたが、特に強く降るということなくシトシトと降る程度...
車掌

伝説の車掌‐3

過走(オーバーラン)なんて日常の出来事だった 私が車掌になったころは、所定の停止位置を行き過ぎて止まる過走の事案がごく普通にありました。 いまで言うところのオーバーランですが、私が勤務していた会社では今でも一応は規則上において ・出発信号機...
運転士

伝説の運転士-1

私が所属していた乗務区には、数々の伝説の運転士の話がありました。 私が運転士になった以降に伝説を作った運転士もいます。 そんな数多くの伝説の運転士の中からお話を紹介してまいります。 本当に伝説として伝え聞いた運転士 かなり昔の話で、私も伝え...
運転士

新入社員と新入生と新米運転士

新米運転士が巣立ってすぐ なぜだか知りませんが、どこの鉄道会社でも運転士の研修って3月の中頃から末に終わります。 1人で運転をはじめたばかりの運転士が、各社ともに多数存在する時期なのです。 前にも書きましたが、電車に乗り慣れていない新入社員...
運転士

通称・お召列車を担当するとき

もちろん皇族の方は乗車しませんが 私が勤務していた会社の列車に、皇族の方が乗車されることはまずありませんので、本物のお召列車を担当することは当然ありませんでした。 しかし、私が所属していた乗務区ではお召列車と呼ばれる列車があり、大半の人はそ...
助役や運転指令

列車無線でも隠語を使うことが

隠語がいっぱい 鉄道の現場では隠語で話をすることが多いです。 所定の停止位置を行き過ぎることを新聞などではオーバーランと表現しますが、私の会社では「すべる」「えきつう」といいます。 「すべる」は止める意思があってブレーキ操作もしたのだが、制...
車掌

車内がよく真っ暗になる編成がありました

年老いた車両 私が車掌をしていた30年以上前、その頃すでに古い車両だと言われながら本線を爆走していた編成がありました。 電気ブレーキが無く空気ブレーキのみだったこの系列は、運転士が少し突っ込んでブレーキをかけると、ブレーキシューと車輪の摩擦...
運転士

風が強いと車体が浮き上がりそうで怖いのです

鉄道車両は風に弱い 昭和53年 東京メトロ東西線 南砂町~葛西間の荒川橋梁 昭和61年 国鉄山陰本線 鎧~餘部間の餘部橋梁 平成17年 JR羽越本線 北余目駅~砂越駅間 おもな強風が原因の鉄道事故を掲げましたが、車両は本当に風に弱いものなの...
運転士

明らかに速度が違う?

速度計が無くてもスピードが分かる 運転士は速度観測と言って、速度計を見なくてもその時のスピードが分かるように訓練を受けています。といっても、こういうのは慣れのものなので、経験を積むごとに養えるものです。 ただ運転士になるための研修や操縦試験...
運転士

回生ブレーキが効かない

運転士になって3~4年経った頃でしょうか。最終電車を担当していたときです。 車両はVVVF制御の車両でブレーキは回生ブレーキという、今の主流の電車でした。 線区の途中駅までの普通電車で、到着後はそのまま留置となる仕業でした。 始発や最終の回...
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