車内案内表示器

ドアの上あたりに停車駅の案内やどちら側のドアが開くのか、走行中はニュースやコマーシャルも流れるなどどんどん多機能になっていく車内案内表示器。
私が勤務していた会社で搭載が始まったのは運転士になってからでしたが、たまに車掌業務もしていましたから多少はあの装置も触っています。
でも私が触って遊んでいたのは既存車両に後付けで車内案内表示器を取り付けたタイプで、CMやニュースは流れなかったですね。
たしか車両新製時から車内案内表示器が取り付けられているタイプだと、操作盤が他の機器と一体化していて触りにくかった記憶があります。

なので後付けタイプで話を進めていきます。

 

 

車内案内表示器の行き先や列車種別(普通とか各駅停車とか快速など)は、列車の前面や側面の行き先や列車種別を表示している方向幕と連動しています。
最近の車両は行先や列車種別の表示も自動になっているものがあるそうですが、私がよく操作していたのは自分でダイヤルをガチャガチャと合わせて起動スイッチを押し込むタイプ。
この起動スイッチを押すことによって車内案内表示器の表示も変わるようになっていました。

車内案内表示器を表示させるうえで最も重要なこと、それは今どこに停車しているのか、どこを走行しているのかという情報です。
基準となる駅の地点を0.0kmとして、その基準駅からどのくらい走行したのかによって場所を検知していました。
なので車内案内表示器の操作盤には車輪径を設定するダイヤルがあり、ガタガタとうるさいフラット痕を削って円くしたときなどには車両課の方でダイヤルを再設定していました。

 

 

車内案内表示器の設定上の基準駅は終端の駅でなくてもよく、車庫に最も近い駅を基準にするとか、始発となる列車が最も多い駅にするとか、メンテ上もっとも楽な駅にすることのほうが多いかな。
乗務員室にある操作盤には進行した距離が表示されるのですが、私が所属していた路線では基準駅から下り方面はプラスの距離、上り方面はマイナスの距離が表示されていました。

車輪が回転した距離によって進行した場所を検知するわけですが、雨や雪などによって車輪が空転することもあります。
次の駅まで2㎞なのに、空転が激しくて車輪の回転数からすると2.4㎞は進んでいるとか。
そこで次の停車駅までの距離の半分を走行した時点、この例だと車輪の回転数からの距離で1㎞以上進行した時点で正常に走行していると機械的に判断します。
そして次駅に到着してドアを開けたときに車輪から計測した距離をリセットして、この場合は2.4㎞という距離をリセットして本当の距離である2.0km走行したとするわけです。
※私が所属していた路線の場合、この駅が上り方面ならば-2.0km、下り方面ならば2.0kmと操作盤には表示されていました。

また続きを書きますね。
忘れてなかったら・・・

タイトルとURLをコピーしました