黄砂のシーズンは目薬が必携でした
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黄砂のシーズンは目薬が必携でした

先日10年ぶりに東京で観測されたと話題になった黄砂。

西日本では毎年黄砂が飛んできています。

車は土でも被ったかのように茶色く汚れるし、洗濯物にもびっしり黄砂が付いているのでかなりはらわないといけないし。

もちろん電車にも影響が出るわけで、黄砂によってフロントガラスが茶色く汚れてしまい、前方が確認できなくなるほどに。

車庫での留置場所から水道までが近い場合などは運転士が自分で掃除することもあったようですが、基本的には乗務区の助役に窓掃除を依頼していました。

車庫からホームへ出たときに、助役がバケツとモップを使って窓掃除というのが春の風物詩でした。

 

 

車掌にとっても黄砂は難儀なものでした。

窓から顔を出して出発監視をするわけですが、この時にかなり目の中に黄砂が入ってくるんです。

私は車掌の時は眼鏡をしていませんでしたから、ほんとにひどかったですよ。

ホームの端から端まで出発監視をして顔を引っ込ませる頃には、目の中がゴロゴロした感じになって黄砂が入っているのが分かるのです。

また今とは違ってマスクをして乗務する人なんて皆無だったし、もしもマスクをして乗務しようとしたらおそらく止められた、そんな時代です。

なので目だけではなく、鼻や口の中にもたっぷり黄砂が入ってくるんですよ。

口の中はじゃりじゃりした感じになるし、鼻の中もすごく汚れるし(ついでに鼻毛の伸びも早くなるし)

花粉以上に黄砂のほうが難儀しました。

 

 

口はつばを吐いていればなんとかなるし、鼻は鼻をかめばある程度はすっきりします。

これらは乗務中だってできます。

でも目だけはどうにもならない。

水で目を洗ったとしても、黄砂が飛び込んできた時点でウイルスなどが付着するから結膜炎など目の病気になりやすいし、そもそも乗務中は不可能です。

なので春先は制服のポケットに目薬を必ず入れていました。

乗務中に後ろを向いて目薬をさしてましたよ。

 

乗務中に鼻をかんでも意外とクレームが来たことはないのですが

※つばは出発監視の最中か、駅に止まっているときにこそっと・・・

目薬をさしていて本社へクレームが入ったことは2回ありました。

後ろを向いていたことがダメなのか、そもそも乗務中に目薬をさすことがダメなのかは知りませんけど。

黄砂ってすごく細かい粒で丸みがない尖った形だから、黄砂が目に入って気持ち悪くなり指でこすると眼球に傷が入るからダメだとお医者さんに言われたことがあり、目薬で黄砂を洗い流す&眼病予防だったのだけど。

今ならば昔よりももっとクレームを言ってくる人がいそうですね。

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