駅員や乗務員では限界があります
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駅員や乗務員では限界があります

2018年6月9日に東海道新幹線「のぞみ」265号車内で起きた無差別殺傷事件。

勇敢に助けに入って命を落とされた方のご冥福を祈るとともに、ケガされたかたの早い回復を祈っております。

 

新幹線に限らず鉄道は飛行機とは違い乗車前の手続きが簡単で、それこそ出発時間のほんの少し前に駅に来れば乗車することができます。

新幹線の場合はスマートEXの導入など、飛行機との差別化を図って競争しているわけです。

しかし今回の事件を受けて、自動改集札機に危険物を検知するセンサーを付けるべきではないかという意見が、専門家を中心に湧き上がっています。

※専門家って何の専門家?

安全に利用するためには当然の意見だとは思いますが、空港に設置している金属探知機並みの機械を設置した場合、現在の駅の利用者をどうやってさばくのか。

人が通る改集札機に金属探知機を併設したとしても、ポケットの中の財布などを別に金属探知機で通す必要があるので、今の改札口の広さでは改集札機の台数を減らさなければいけません。

チェックするを駅員を増やさなければいけません。

そして新幹線だけが危ないわけではなく、在来線だって全く同じ危険性があると思うのです。

 

今回の事件を受けて、新幹線以外の鉄道会社でも車掌による巡回強化の指示がおそらく出ているでしょう。

私が車掌をしていた時にもそういった指示が出た事が何度かありますが、もし不審者がいたら車掌は何をするのって思いながら仕事をしていましたよ。

どちらかの車両へお客さんを逃がす必要があるのですが、武器など何も持たない車掌にできることって少ないと思います。

そもそも4両とか6両のワンマン列車が増えていて、車内で何か起こっても何もできない状態になっているのですけどね。

新交通システムなんて運転士も車掌もいないのに・・・

オウム真理教による地下鉄サリン事件が起こった時、私は運転士をしていましたが、運転士も終端駅では車内を巡回しろって指示がありました。

いたずらでゴミ袋を膨らませて車内に放置されていることが何度かありましたが、結局こちらだって怖いからその場から遠ざかって、駅の係員に助けをお願いするしかできなかったですしね。

 

すぐに2020年の東京オリンピックに向けて海外からたくさん入国するので、テロ対策がなんて言ってるけど、すでに数年前と比較すれば外国人の方ってホントによく見かけるほど増加していますよ。

もし本気で安全対策を考えるのならば駅員や車掌の大幅な増員と、防犯カメラではなく抜本的な保安装置を早急に導入する以外にないのかなって思います。

 

いつまでも安全に利用できる鉄道であってほしい

そう思うだけです

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