車いすで乗車される方にもいろいろな方がいるわけで-2

最初に断っておきますが、私は車いすを利用している方すべてが悪いとか嫌いだなんて思っていません。
これは健常者の方であろうと車いすを利用している方であろうと、マナーや常識のかけらも持ち合わせていない人は嫌いだし、ふつうに電車に乗車している方に対しては特に何も思いません。
ただ思い出話が主体のブログですので、どうしても腹が立ったことのほうが印象に残っていることから、嫌いな人のことを書くことが多くなってしまいます。

 

 

車いすを利用している方やその介助者の方の大半は
「いつもありがとうございます」
といった言葉をかけてくださる方が本当に多い。
中には手動の車いすの場合は、駅員や乗務員に乗降のお手伝いを求めてはいけないと思っている方もいるほどでした。
「手動の車いすなのにすいません」
なんて言ってくる人も現実に多くいましたから。
「いつでも駅員や乗務員に言ってくださいね」
私は鬼ではありませんから、本当に困っている人と謙虚にされている方には手を差し伸べたいと思います。
ほとんどの利用者はこういった方なのですよ。
ただ一部の利用者のせいで心証が悪くなるのもまた事実ですが。

 

本当に難儀な電動車いすを利用する初老の男性がいました。
エレベーターの設置がない駅のホームの階段付近でじっと止まっています。
エスカレーターはあるので、駅員数人でエスカレーターに乗せて移動してもらうのがその駅ではふつうだったのですが、その男性は違っていました。
「エスカレーターは危ないからイヤだ!階段で上げろ!それとお前らは男やから車いすに触るな!そこらを歩いている女性に持ってもらうように頼め!」
駅を利用している女性に頼めとしつこく言ってくるのです。
たまに女子学生の方が手伝ってくれたりはするのですが、たいがいは文句を言われながら駅員や乗務員が階段で上げ下げしていました。

この男性が私が担当していた優等列車に乗って終点の駅までやってきました。
難儀なやつがいるなぁと思いながらその男性を見ると、いびきをかいて熟睡しています。
仕方がないので終点に着きましたと声をかけて電車から降ろそうとすると
「男は触るな!女に降ろしてもらうんや!」
と大声で叫びます。
残念ながら周りには誰一人いませんので
「誰もいませんから降ろしますよ」
そう言って私が車いすに触れようとすると、かなりの力で私の腕を振り払います。
「それやったら一人で降りる!」
“そこまで言うのだったら一人で降りてみろ”
と心の中で叫んだ私はそのままエンド交換しました。

もうすぐ出発だなと思ってホームを見ると、隣のホームに入ってきた列車の車掌がその車いす男性に胸ぐらをつかまれています。
あとで聞いたところでは、まるでナンパでもするかのようにホームを歩く女性に片っ端から声をかけて降ろしてもらおうとしていたので、その車掌が電車から無理やり降ろしたら怒りだして胸ぐらをつかんできたそうです。

私は知らなかったのですが、この車いすの男性はそれ以前にも
「女が降ろしてくれないから自分で降りる!」
といって本当に一人で電車から降りようとするも、前輪が電車とホームとの間に挟まって身動きができなくなり、車掌もドアを閉めることができずに数分出発を遅らせた実績があったそう。

たぶん警察沙汰になったとは思いますが、それ以降その車いすの男性を見ることはありませんでした。

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